＋九話＋ ページ10
シルバとアリエが戦うという事で二人が戦っても回りに被害が出なさそう(出ても大丈夫)な木が埋まっているだけの「林」と呼ぶに相応しい所に、ゾルディック家のほとんどの人が来た。
普通、執事の戦闘をわざわざ見に来るなんて事は無いのだが、イルミや母親が見に来る、というかシルバが直々に相手をするという事自体有り得ない事で、それだけアリエが強いという事なのか？とキルアが
疑問に思った。
最初は、ちょっとした出来心で戦っている姿を見てみたい、と思っていたキルアだが、家族の会話から
最初以上に興味が沸いていた。
ちなみに、今回戦うアリエとシルバは戦闘前に軽い準備体操や武器の確認などをしていた。
暫くすると、シルバの方から「そろそろ始めるか。」と言い出した。
アリエ「承知しました。」
アリエが返事を返し、それをきっかけに２人が戦闘に備え構えた。
アリエ「・・・・・・・・・・・・。」
シルバの様子を伺うアリエ
シルバ「・・・・・・・・・・・・・。」
同じようにアリエの様子を伺うシルバ
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
数秒の沈黙を破莉行動に移したのはシルバだった。
シルバが足に力を込め実にも止まらぬ速さでアリエの後ろに回り込み、容赦なく顔めがけて蹴りを繰
り出した。
キルアにはまだ「念」を知らないので、念は使わずにという事になっているが、念を使わないとしても
シルバの蹴りは凄い威力がある。
シルバが容赦なくアリエに蹴ろうとしているのを見て、キルアが、[親父手加減なしかよ、大丈夫か？]なんてとっさに思った。
執事が死ぬ事にはあまり関心が無いが自分が仕向けた(と言える)戦闘だ
さすがにここで死なれたらさすがのキルアでも後味が悪い。(ゾルディック家にそんな甘さは必要ないのだが)多少心配をしてしまうのも普通なら仕方ない。
が、次の瞬間起きた予想外の展開にキルアは目を見張った。
なんとアリエがシルバの蹴りをいとも簡単に受け止めていたのだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 220人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「HUNTER×HUNTER」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
岬 三里(プロフ) - ラノベのようなタイトルにも関わらず、文の書き方が私好みで、すぐに好きになりました(笑)更新が滞っているようですが、気長に待ちますね(o^^o) (2017年3月29日 22時) (
レス) id: aaf7e29a6e (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - とても面白いです！(*^^*)一部、名前変換が出来ないのですが、バグか何かですかね？ (2017年3月29日 19時) (レス) id: c6864a4701 (このIDを非表示/違反報告)
物部(プロフ) - 文が綺麗ですね。とても面白いです。続き楽しみにしています！ (2017年3月29日 18時) (レス) id: fcc84377d6 (このIDを非表示/違反報告)
緩奈 - 夏炉冬扇さん» 固定じゃないと思いますよ？変換されているところもあるので (2017年2月26日 18時) (レス) id: 9261dd0ed9 (このIDを非表示/違反報告)
彩衣 - 続きが気になるー (2016年7月26日 15時) (レス) id: cd18525a65 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：水無月 | 作成日時：2014年12月18日 15時
