悪くない ページ15
貴「エリちゃんの事も、トガちゃんの事も、荼毘やほかん人もなんも！結局だめやったと！エリちゃんはきっと今も泣いてる、なのに私はなんも出来んくって……」
ホークス「ねぇA？未来を知ってるからって全部助けられなかったらAが悪いん？全部Aのせいなん？」
貴「…!?」
ホークス「Aは優か…やから誰も傷つけたくのうて、そいで全部一人でどうにかしようっち、しちゃうとやろ？」
優しく頭の後ろを撫でくれる
ホークス「誰よりも優しくって、強くって、頑張り屋やで…やけん、全部1人で背負い込もうとしちゃうとやろ？」
そっと、私の頭に自分のおでこを重ね
ホークス「ばってん俺は知っとると、Aが頑張ってた事、ずっと見とったけん…Aは、ほんなこつ頑張ったとよ」
貴「そんなこと……そんな事なかもん！結局ダメだったと！…これじゃなんの意味もなか！」
ホークス「そんな事なか!!なんの意味もない事なんてなかよ！まだ終わってへんやろ！そんなこつには、俺が絶対させへん!!」
貴「……!!」
ホークス「Aはよく頑張ったと、Aはなんも悪ない、悪るうなか!!悪い事する奴が悪いんや！」
貴「……うん」
ホークス「Aのせいやなかっ！……やけんそないに自分を責めんでほしか…」
貴「うん……ありがとう、お兄ちゃん」
ホークス「ん……予知夢のこつ、ちゃんと話してくれて嬉しかよ……こんなん話すの勇気いるっちゃね、俺のこつ信じて頼ってくれてありがとうな」
胸につかえてたものが外れて、涙が溢れそうになる…今にも大声で泣き出してしまいそうで、グッと唇を噛みしめて、コクコクと頷くことしか出来なかった
ホークス「まだ、間に合うけん……無駄になんて絶対させへから！やけん大丈夫やよ」
そう言ってギュッと強く抱きしめてくれた、その温もりがとても幸せで……この幸せを、皆が笑って過ごせる社会を！どんな手を使ってでも守り抜くと新たに心に誓うのだった。
すっかり冷めてしまったお茶を温め直し、ケーキを口いっぱいに頬張る。
頬張ったケーキは心なしか、ほんの少しだけ鉄と塩の味が混ざっているような気がした。
それから、ベットを借りて一眠りしてから学校に戻った
外出許可書を返しに先生の元へ行く
貴「失礼します、相澤先生外出許可書返しに来ました」
相澤「おぅ小鳥遊、戻ったか」
貴「はい！ただ今帰還いたしました！」
と敬礼する
相澤「あぁおかえり…」
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むいちび(プロフ) - 桜丸さん» コメントありがとうございます😊楽しんでいただけて嬉しいです！更新頑張ります💪 (4月4日 9時) (
レス) id: b6b8b2a1d4 (このIDを非表示/違反報告)
桜丸 - ショートくんの女の子の日のくだり好きですwそして相澤先生カッコ良すぎます！！ (4月3日 22時) (レス) @page21 id: 37828d0683 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むいちび | 作成日時：2023年8月2日 16時
