話せんかったこと ページ14
昼食やデザート等を買ってから、公安から離れたところにある、兄さんが個人的に契約したセーフハウスに来た
ホークス「こっちのが人目気にせんで話せるやろ？」
貴「うん、そうやね…ありがとう」
ホークス「とりあえず、先ご飯食べるっちゃね！話はそれから…な？」
貴「うん！」
2人でご飯を食べ、デザートに買ったケーキを出す
ホークス「で？話ってなんね？」
お茶をいれるながら話しやすいように、優しく軽い調子で聞いてくれる
貴「あ〜うん……予知夢の話なんやけど」
ホークス「ん」
と、差し出されたお茶を受け取る
貴「ありがとう」
ホークス「ほんで？」
貴「えっと、その……ホンマはもっと早く言うべきやったんやけど...」
話した……これから起きる九州での脳無との戦いで大規模な被害が出ること、エンデバーさんが怪我をすること。
全面戦争で沢山の人が傷つき死んでしまうこと、トゥワイスを殺さざるをえなくなり、荼毘との戦闘で酷い火傷を負い翼がかなり損傷してしまうこと。
荼毘の正体と、兄さんの過去が公にされてしまうこと、情報の出処は母親であること。
その後、AFOが脱獄し社会が危機にさらされること。
今知ってる全部を話した…
話を聞き終えた兄さんは、深刻な顔をし手を口元に当てて考え込んでいる
貴「こうならんよう、頑張んだんやけど…ダメやってん、やから話さんといけんっち思うて…」
ホークス「……ほうか、話してくれてありがとうな」
貴「ずっと言えんくって、ごめんなさい…いや、言いたくなかってん…」
ホークス「うん」
貴「こんな未来こんで欲しかった…悪い夢であって欲しかったんや…こんなこつなるって信じたくなかったと！」
ホークス「…うん」
貴「未来は変えられたって、そう思いたかった……そう信じたかったと！...やけど、そうはならなかった…やから言わなきゃって……思うて」
ホークス「うん」
貴「私！私…全部知ってたのに、助けられなかった！何も変えられなかったと！…今日やって、助けてって言っとた人んこつ助けれんかった...いや、助けんかったんや！多くの人を助けるためやから仕方なかっち、無理やり自分を納得させて、わかったフリして……聞き分けの良い子を演じてｯﾂ…！」
ここで息が詰まり、それ以上話せなくなってしまった。
ホークス「……ほうか……そうやってんね」
感情がぐちゃぐちゃになって、泣くことも出来なくってしまった私を翼と腕で包み込むようにギュッと抱きしめてくれた
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むいちび(プロフ) - 桜丸さん» コメントありがとうございます😊楽しんでいただけて嬉しいです！更新頑張ります💪 (4月4日 9時) (
レス) id: b6b8b2a1d4 (このIDを非表示/違反報告)
桜丸 - ショートくんの女の子の日のくだり好きですwそして相澤先生カッコ良すぎます！！ (4月3日 22時) (レス) @page21 id: 37828d0683 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むいちび | 作成日時：2023年8月2日 16時
