2 白黒の子。 ページ4
一番後ろの一番はしっこの席に見たこともない子が座っている。
彩「小塚クン、あの子だれ?」
近くにいた小塚クンに聞いてみた。私よりも先にいたし、知っていると思ったからね。
小塚「さぁ。わからないんだ。少なくとも、ボクと上杉よりは早くいたよ。一番早そうな若武に聞いた方がいいよ。」
聞いているうちに耳を塞ぎたくなった。つまり、若武に聞けってことでしょ?私の質問に大声で答えそう。そんなこと考えてると、若武が口をひらいた。
若武「お前、誰?」
白黒の子「……………」
若武「おい、答えろよっ!」
白黒の子「…………」
若武「っ、おい!」
ガタッ
女の子が立ち上がった瞬間、みんなは、目を見張った。立ち上がった白黒の子は美少女だったから。髪をなびかせて、そのくりくりとした目で私たちを見据えた。まるで、何も考えてないように。
黒木「君、名前、なんて言うの?」
黒木クンが優しい口調で問いかける。普通の人なら、魔法にかかったようになるのに、優しくなるのに、この子は違った。
美少女「……((ジー……」
黒木クンを見据えた。優しい目で。そして、目尻に涙を浮かべた。
彩「うわわ、なんで泣いてるの……っ」
そんなことばには聞く耳を持たずにドラをゆっくり開けて、外に出た。
若武「あいつ、なんなんだよ。」
若武が、沈黙を破った。
続く (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←1 ジュク
7人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ルカ(プロフ) - 続き楽しみです!更新頑張ってください! (2015年12月29日 0時) (レス) id: e3b5485af0 (このIDを非表示/違反報告)
たぴおか - どうなるのー?てか、夢主ちゃんなんでいるのー? (2015年11月13日 20時) (レス) id: 909ca8ca60 (このIDを非表示/違反報告)
にゃん - 続きがすごく楽しみです!さゆゆさん頑張って下さい。 (2015年11月8日 9時) (レス) id: 032dd4c1bd (このIDを非表示/違反報告)
みゅり - 続きが楽しみです☆これからも頑張ってください(≧∇≦)応援してマス(*^◯^*) (2015年11月7日 7時) (レス) id: 5a7fabf28a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:さゆゆ | 作成日時:2015年10月30日 21時