エースの育て親。【ONEPIECE】

10. ページ13

A｢んぅ... お母さん...？｣

隣に居るお母さんは顔に白い布を被せていて、

息をしていないみたいに静かだった。




大丈夫、あるわけない。

昨日、約束したんだもん。

そんなお母さんのお腹は、昨日のようなふくらみは無い。

A｢A、お姉ちゃんになったんだね！お母さん！！｣

それでも吐息も、返事も、聞こえない。

A｢…ねぇ、ママ？何でお返事してくれないの……っ｣

怖くなって、泣き出すわたし。

いつもだったらここで、お母さんがぎゅってして｢大丈夫だよ｣って…！

ふいに、頭にぬくもりを感じた。

？｢君は、Aちゃんだね？｣

A｢……おばあちゃん、だぁれ？？｣

つる｢あたしゃおつるさ。｣

A｢ねぇ、おつるさん。ママは…どうなっちゃったの…？｣

つる｢Aちゃんのママはね、遠い遠い空の彼方へ旅に行っちゃったんだよ。｣

A｢……もう、帰ってこないの？｣

つる｢あぁ。帰ってくることは無い｣

A｢そ、っか……もう、会えないのかなぁ…ｯ｣

つる｢いんや、次はお前さんが会いに行くんだ｣

A｢そっか、そうだよね！帰ってこれないなら、迎えに行けばいいのか！！｣

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