追求54個目 ページ5
｢おう､コネシマさんよ｣
緊迫した空気の中で､扉の方から声がした｡
その声には明らかにドスが聞いており､所謂
｢は､はいはいはい…何でしょう…｣
その声は明らかに震えていて､脅えている事が良く分かる｡
目が先程からずっと助けを求めているが､私にはどうする事も出来ない為､静かに目を逸らす｡
｢何そっちむいてんねん､はよこっち向けよ､｣
そう言われるとコネシマさん､一度肩を大きく揺らした｡
機械音が付きそうな様子で後ろを向くコネシマさん｡隣からは何故だか笑いを堪える様な声がする｡
肩を震えさせている事を横目で確認｡笑ってるねひとらんらんさん｡
｢ぁ､あのぅ?｣
コネシマさんが先程とは打って変わり､小さな裏声で扉の方の人物に問う｡
心なしか彼の頭に犬の耳が見える気がする､垂れ下がってるねアレは｡
｢トントンほんま…す､すいませんでした…｣
そう言って扉をの方の人物を見て見るも､無意味だった様子｡
見下される様に赤い点2つ＿＿＿＿＿＿＿否､トントンさんの赤い眼に見つめられている｡
そして､次の瞬間にはコネシマさんは部屋の中に引き摺り込まれて
何度も叫んで悲鳴を上げてみるも､残念な事に抵抗は敵わず部屋の中へと姿を消した｡
ｶﾁｬﾘ､と音がしたという事はつまり､部屋に鍵を付けられたのであろう｡
中からは全くと言って良い程に何も聞こえない｡
何あの部屋怖い｡(迫真)
｢ふぅ､良かった｡それじゃ行こっか｡｣
ひとらんらんさんはそう告げると､何事も無かったかのように歩き始めた｡
有った事を無かったかのようにする辺り､今までにも経験があった様に思う｡
一度後ろを振り返ってみるも､其処からはもう殺気は感じられない｡
その代り､有もしない威圧を感じるけど｡
前を向くと､少し先の方で此方を向いて私を待っている様子のひとらんらんさん｡
待たせてたと感じて少し小走りで其方に近づく｡
私が近くに来ると､またゆっくりとひとらんらんさんは小麦を抱えて歩き始めた｡
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代口 - ゆきさん» 配色についてはあくまでも個人的な創造の一部だったので､其処まで意識しておりませんでした｡指摘されて初めて感じる違和感…しかし今作につきましては､このままの配色で行きたいと思います｡ご理解頂きます様宜しく御願い致します｡ (2018年10月15日 22時) (
レス) id: 56f6e86835 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - ん〜。マンちゃが緑でゾムか黄緑じゃないっけ〜。 まぁ、気にしないけどねぇ〜。 (2018年9月4日 23時) (レス) id: 4e186dbe54 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - らんちゃ（らんちゃん）のなんか恥ずかしいね。がｸﾞｯ……ｶﾞﾊｯ（吐血&鼻血）だった。可愛い (2018年9月4日 22時) (レス) id: 4e186dbe54 (このIDを非表示/違反報告)
代口 - ハクさん» うわあああ有難う御座います(; ;)そう言って貰えると本当に嬉しいです…!今後も更新頑張りますので､どうぞ宜しく御願い致します!!! (2018年6月13日 21時) (レス) id: 13ffe3f0cb (このIDを非表示/違反報告)
ハク - うああああああ！すごい作品ですね！話の流れもスラスラしていて最初から読ませて頂きました！終わるまで見続けます頑張ってください(´ω`) (2018年6月7日 20時) (レス) id: 19710dfa66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：代口 | 作成日時：2017年1月29日 23時
