追求77個目 ページ28
｢ゾムぅ!!!!｣
シャオロンさんがコネシマさんを呼びに行ってから数分､廊下から爆音が聞こえた｡
下手すると城内全ての場所に聞こえたのではないかと思う位の爆音｡
自分を含めた周りの人等は全員､耳を手でふさいでいる｡
｢喧しいねん!!もうちょっと静かに出来ひんのお前は!?｣
扉付近に姿を現したコネシマさんの少し後ろから､
シャオロンさんが眉間に皺を寄せ､耳を塞ぎながら駆け込んできた｡
｢いや､そんな事よりもゾムやゾム!!アイツや!!!｣
｢あ?^^｣
指を差した方向には先程同様､にぱーっと笑顔を絶やさないゾムさん｡
普通の笑顔の筈なのに､これ程恐怖を覚えたのは初めてだ｡
｢お前俺に嘘､教えたやろ!!｣
詳細を聞くに､先程私がコネシマさんの部屋を出た後に
ゾムさんがコネシマさんの元に天井から降りてきたらしく､その際に"嘘"を伝えたそうな｡
･
･
･
｢何で俺だけが怒られなきゃならんねん……最悪やわ……ほんま……｣
｢ま､まぁまぁ｡そんなに落込まないで下さい｡｣
隣で頭を抱えて負のオーラ全開なコネシマさんを無意味であろうが慰めてみる｡
トントンさんの怒りに何度触れれば済むのか､此処に来てからと言うモノ毎日見ている気がする｡
それを見た周りの方々が､口々に彼の傷口を抉っていく｡
｢そう､そんなんだから彼女が出来ないのよ!(裏声)｣
｢だから年齢＝経験無なのよ!(裏声)｣
｢童貞とかほんまにおﾝ"ﾝｯ!!!!｣
｢大先生､何か言うたか?おん??｣
ゾムさん､シャオロンさんの順で傷を抉る｡
鬱さんはどうやら決して踏んではいけない地雷を踏んだらしい｡
彼の腹にトントンさんの完璧なボディーブローが一発決められた｡
お腹を押さえつつ涙を堪え助けを求める円らな眼(?)が此方を見つめてきて､思わず目を逸らした｡
こっち見ないでくれ､幾ら何でも私でも無理だ(迫真)
｢ｺﾎﾝ､｣
タイミングを見計らった様に一番奥の席から咳払いが聞こえる｡
部屋全体が静寂に包まれ､視線は咳払いをした人物＿＿＿＿＿＿＿否､総統の方へ注がれる｡
それを確認した総統は全員の顔を一通り見て､話を始めた｡
｢人数はこれで全員だな｡｣
総統は一度目を閉じてから､ゆっくりと目を開けた｡
ｷﾗﾘと目が輝くのが妙に怪しく美しく､それだけの筈なのに見惚れてしまう｡
｢諸君､本日こうして幹部全員を集めたのは他でもない｡｣
そう言うと総統は視線を私の方へ向ける｡
瞬間､全員の視線が此方へ注がれた｡
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代口 - ゆきさん» 配色についてはあくまでも個人的な創造の一部だったので､其処まで意識しておりませんでした｡指摘されて初めて感じる違和感…しかし今作につきましては､このままの配色で行きたいと思います｡ご理解頂きます様宜しく御願い致します｡ (2018年10月15日 22時) (
レス) id: 56f6e86835 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - ん〜。マンちゃが緑でゾムか黄緑じゃないっけ〜。 まぁ、気にしないけどねぇ〜。 (2018年9月4日 23時) (レス) id: 4e186dbe54 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - らんちゃ（らんちゃん）のなんか恥ずかしいね。がｸﾞｯ……ｶﾞﾊｯ（吐血&鼻血）だった。可愛い (2018年9月4日 22時) (レス) id: 4e186dbe54 (このIDを非表示/違反報告)
代口 - ハクさん» うわあああ有難う御座います(; ;)そう言って貰えると本当に嬉しいです…!今後も更新頑張りますので､どうぞ宜しく御願い致します!!! (2018年6月13日 21時) (レス) id: 13ffe3f0cb (このIDを非表示/違反報告)
ハク - うああああああ！すごい作品ですね！話の流れもスラスラしていて最初から読ませて頂きました！終わるまで見続けます頑張ってください(´ω`) (2018年6月7日 20時) (レス) id: 19710dfa66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：代口 | 作成日時：2017年1月29日 23時
