追求19個目 ページ19
ぱちり､目を開いた
目の前は暗闇
一瞬実は目を開いてないんじゃないかと疑ったけど
自分の手を見て目は開いている事を確認
この間の様な怠さは感じず､寧ろ体が今まで以上に軽い
死んでしまったのではないか､何て心配もしてみたけど
本でよくある確認の仕方の様に､頬を抓ってみると十分痛い､という事は
少なからずも､死んではいないだろう､と思われる
辺りを見渡しても､何処にも明り何て見えない
だけど､何故だか自分だけ光が当たってるみたいに姿が見える
まるで漫画みたいだ｡何だか不思議
此処に居ても何もないから､取り敢えず歩いてみた
暗闇で上下感覚も分からなくなりそうだけど､唯々ずっと歩いた
永遠に続く暗闇｡一向に光何て見えなかった
途端に､怖くなって只管前も見ずに走った
道なんてない､ただ走れる所をずっと走ってるだけ
誰も居ない､
何もない､
怖い､
誰か､
嫌だ､
幾ら探しても見つからない
何処に居るのかも分らない
息が辛い､苦しい､息が出来ない
辛い､何で､どうして
あまりの辛さに､倒れてしまった
体が思う様に動かない､まるで毒でも飲んだみたいだ
脳内で警報が鳴ってる､酸素を吸えって
だけど何故だか残念な事に､息は吸ってる筈なのに酸素が入って来ない
次第に眩暈が酷くなる､視界が揺れる､心臓が､痛い
手を伸ばしても､何も掴めない
何もないのだから､当たり前だけど
脳が上手く循環出来ていない自分には､何も考えられないのだ
人は､苦しくなると必ず誰かに助けを求める
朦朧としだした意識の中､ついに力も入らなくなった
本当に死ぬのかな､何て頭ではやけに冷静に考えてる
こつん
自分の手に何かが当たった
何かも分からない自分は､その当たった何かに最期の力を振り絞る様に
手を伸ばしたんだ
すると､急に体が温かくなる
懐かしい温かみ
懐かしい香り
此れは､人の体温
虚ろな目で上を向くと､其処には
｢××××｣
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代口 - eiさん» 見直しました所､誤字の箇所確認致しました｡訂正させて頂きます､大事な場面での誤字は恥でしかない…ご指摘有難う御座います!今後も追求者と我々だ､を宜しくお願い致します｡ (2020年3月2日 23時) (
レス) id: de8de63fc5 (このIDを非表示/違反報告)
ei - グッルペンになってるところありますよｗ (2020年3月1日 20時) (レス) id: 9d4306ee6c (このIDを非表示/違反報告)
代口 - ゆきさん» 親戚の出番一度のみなので､時間ある時にまた絡みを書きたいなと思っております…ｼｭｰ… (2019年12月14日 19時) (レス) id: 9e6428ffc4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 親戚wwクリチャン (2018年9月4日 22時) (レス) id: 4e186dbe54 (このIDを非表示/違反報告)
代口 - 考慮させて頂きます｡貴重な意見有難う御座いました｡今後の更新からはなるべくわかりやすく書いていく様に意識させて頂きます｡長文失礼致しました｡ (2017年10月29日 17時) (レス) id: 2ab2960f5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：代口 | 作成日時：2017年1月4日 22時
