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三方を柵に囲まれた足湯は､
海を眺めながら湯を楽しむことができるらしかった｡
先客は三人家族。
小さな女の子が､両親に挟まれて蒸しプリンを
頬張っていた。
会釈しながら座り､湯に足を浸けると
その温かさが全身に行き渡るのを感じた。
「お待たせ〜」
相棒が何やら色々買ってきたようだ。
悪戯っぽい笑みを浮かべているのを
不審に思いながら手渡されたものを見ると､
布をかぶせた籠に入った卵､蒸しプリン､饅頭……
「沢山買ったね……」
「まあ良いだろ？」
籠を受け取り､被せられた布を捲ると､
僕は動きを止めた。
「この卵……」
「それ､面白いよなー！」
蒸しプリンを早速頬張りながら､相棒が言う。
「さっき､ガイドブックの端っこに載ってんの
見つけてよー。ん､プリンうめ〜♪」
幸せそうに頬を緩ます相棒を横目に､
黒い卵を手に取る。
「武装色みたいだ……」
「そんな変なこと言うのは､お前ぐらいだろ」
「そうかな？」
熱々のそれに皹を入れ､恐る恐る剥くと
白くつるりとしたゆで卵が現れた。
ほっとしながらかぶりつけば､何てことない
ただの卵だった。
「うん､美味しいな｡」
「此方の饅頭もうまいぞ〜」
いつの間にかプリンを平らげた相棒は､
饅頭を頬張っていた。
甘いもの好きは変わらずらしかった。
「甘いもん好きはお前もだろー？」
「ふふ､そうだね｡」
相棒から差し出されたプリンは､
ひんやりしていた｡
「遠慮すんなー俺の奢りだ！」
「じゃあお言葉に甘えてプリンをあと10個ほど──」
その時だった。
ドーン､という重い音……衝撃音が､
向こうから聞こえた。
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お喋り文鳥(プロフ) - 冬華さん» 応援ありがとうございます(*´∇｀*)のんびり更新ですがお付き合い頂ければと思いますm(_ _)m (12月15日 23時) (
レス) id: 1ccca53c38 (このIDを非表示/違反報告)
お喋り文鳥(プロフ) - Yr さん» 承りました！(半年以上放置のせいで気付かず申し訳ないです)イゾウお兄様に会うべくワノ国からやってきたお菊ちゃん！口調分からないですけどやってみたいと思います(o´ｴ｀o)b (12月15日 23時) (レス) id: 1ccca53c38 (このIDを非表示/違反報告)
冬華(プロフ) - とても面白くて、一気見してしまいました笑無視をしない範囲で更新頑張ってください💪 (12月9日 19時) (レス) @page11 id: 60a77e2b52 (このIDを非表示/違反報告)
Yr - 今回もとても楽しい作品でした！リクエストでお菊ちゃん(イゾウさんの弟)を泊めて差し上げてほしいです！無理なら全然大丈夫です！これからも応援してます！！ (6月20日 15時) (レス) @page10 id: 341324fd9e (このIDを非表示/違反報告)
お喋り文鳥 - 大変長らくお待たせしました。一身上の都合で､1ヶ月近く更新出来ず……。お待たせして申し訳ないですm(_ _)m さて､2号館ですが､近日中に更新予定。リクエスト中心にのんびり更新しようと思います。どうぞ､お付き合い下さい。 (2023年3月9日 23時) (レス) id: 1ccca53c38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：お喋り文鳥 | 作成日時：2023年3月9日 18時
