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ベイ達の計画が上手く行っていれば､
今頃ルフィはイゾウ達の手により回収され事なきを得るはずだった。しかし予想外にもハンコックと共に失踪した今､女将に報告せざるを得なくなってしまった。
母屋別棟､畳の上でしょんぼりする子供三人を前に､白ひげは膝の上のイザベルに目を落とした。
左から順にベイ､エース､イゾウである。
先ほど荷物を運ぼうとして腰を痛めたイザベルは現在､ニューゲートのお膝の上にて絶賛療養中である。
「不甲斐ないわ……」
「無理するなと散々言ったよい」
マルコが首を振るのを「そう言ってやるなよ」とでも言うような目で諌める白ひげ。
「それで……男立ち入り禁止の"暁の間"に侵入者､
蛇姫様は侵入者と共に失踪した挙げ句､
その侵入者はエースの弟でエースは弟をけしかけて街へ行かせたの？」
「すまねぇオフクロ｡兄としては応援してやりたくて」
へへへ､と笑うエースの頭を､マルコがポカリと殴った。
イザベルが再び首を振り､ニューゲートが慰めるように肩をそっと叩いた。
「今日は比較的手ェ足りてるし､俺が空から探してみるよい｡エースの弟だ｡どっかしらで騒ぎ起こしてるだろうよい｡」
「違いねぇ」
えへへと笑うエースの頭を､お前のせいでもあるからなとマルコが再び小突いた。
「面倒かけるわね……私が動ければ良かったのに｡」
「オフクロは二人を連れ戻すまで安静だよい｡絶対！」
オヤジ､お目付け役は頼んだよい！と窓から飛び立っていったのを見届け、大旦那は指示を出した。
「ベイはお客に説明､イゾウは帳場に戻って手続きしてやんな。イザベルは……このまま安静だなァ」
グラララと笑うオヤジにベイとイゾウは一礼してから持ち場へと去った。
部屋に残ったオフクロは出された最中を食べながら不満げにしていた。
前代未聞なこの惨事の中､ニューゲートだけが
ご嬉しそうに笑っていた。
ーーー
宿を抜け出したハンコックは､街道の石畳を踏みつけ､さっと黒髪を払った。
その一動作だけでも､人目を引くような美しさである。
「さてルフィ､どこに参ろうか？」
「あっちからすんげー良い香りすんだよなー」
よし､まずは飯だ！と走り出すルフィを
わらわはついて行きますどこまでも！と
ハンコックが追いかけて行った。
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お喋り文鳥(プロフ) - 冬華さん» 応援ありがとうございます(*´∇｀*)のんびり更新ですがお付き合い頂ければと思いますm(_ _)m (12月15日 23時) (
レス) id: 1ccca53c38 (このIDを非表示/違反報告)
お喋り文鳥(プロフ) - Yr さん» 承りました！(半年以上放置のせいで気付かず申し訳ないです)イゾウお兄様に会うべくワノ国からやってきたお菊ちゃん！口調分からないですけどやってみたいと思います(o´ｴ｀o)b (12月15日 23時) (レス) id: 1ccca53c38 (このIDを非表示/違反報告)
冬華(プロフ) - とても面白くて、一気見してしまいました笑無視をしない範囲で更新頑張ってください💪 (12月9日 19時) (レス) @page11 id: 60a77e2b52 (このIDを非表示/違反報告)
Yr - 今回もとても楽しい作品でした！リクエストでお菊ちゃん(イゾウさんの弟)を泊めて差し上げてほしいです！無理なら全然大丈夫です！これからも応援してます！！ (6月20日 15時) (レス) @page10 id: 341324fd9e (このIDを非表示/違反報告)
お喋り文鳥 - 大変長らくお待たせしました。一身上の都合で､1ヶ月近く更新出来ず……。お待たせして申し訳ないですm(_ _)m さて､2号館ですが､近日中に更新予定。リクエスト中心にのんびり更新しようと思います。どうぞ､お付き合い下さい。 (2023年3月9日 23時) (レス) id: 1ccca53c38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：お喋り文鳥 | 作成日時：2023年3月9日 18時
