【銀魂】真選組で検視官をする女

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［No side］




A「どうだい？銀時。味は。」



食べ終えた様子の銀時に話しかけるA。
に対して先程まで些か顔色が良くなかった銀時は、




銀時「………いける。」




と一言。その返事を聞いてAは「だろ？」と笑い、周りのものは嘘だろと言いたげな目で見ていた。




土方「………お前。」



銀時「いや、別に目覚めたわけじゃないからな！こんなモン二度と食いたくねェよ！！目にしたくもねぇよ！！」




ーープチ


土方「あぁ！？テメ、マヨネーズを馬鹿にすんのか！？テメェが日頃食ってるアレも似たようなもんだろーが！！」



ーープチ


銀時「あぁん！？宇治銀時丼は格別なんだよ！テメェの犬の餌と一緒にしないでくださーい。」



完全にお怒りモードの鬼様と挑発するように顔を歪ませている銀時。




沖田「にしても、何なんですかィ、その実は。」



A「ミラクルフルーツ。別名ミラクルベリーと言われている超レアアイテムだよ。」



新八「え、じゃあそのフルーツの効果で銀さんはアレが美味しいって感じるようになったんですか？」



A「そうだね。ミラクルフルーツを食べると味覚が刺激されて、その後に食べる酸味や苦味のあるものが甘く感じるんだよ。一種の味覚障害だね。


まぁ、極度の甘党の銀時には、甘くは感じないかもしれないけどね。」




沖田「ふーん、こいつぁ面白ェや。Aさん、その実1つくだせェよ。」





そう言う沖田の顔は完全に悪戯っ子が事を企てているときの顔そのものである。




A「また、誰かに使うつもりかい？」



沖田「さぁ？それはどうでしょうねィ。」




1つため息を溢して、Aは沖田の手にその実を渡した。




新八「あ、これ因みに効果はどれくらい続くんですか？」



新八のその一言で騒ぎ立てていた二人は黙り、Aの返答を待つ形となった。



A「んーと、確か………一生？」



銀時「うぇぇぇ！？一生なの！？マジで！？俺の味覚治んないの！？

いやでも何食べても甘く感じるなら、それはそれで」



新八「よくねぇだろォォォォ！！何スンナリ現実受け止めようとしんだァァァ！少しは足掻けや！！」



銀時「いや、これ足掻き用がねぇだろ！！どう考えても諦めて生きてくしかねぇだろ！！」



A「アハハ！！っ…すまないすまない。冗談だよ。効果は30分から2時間程度で切れるよ。」





たまには夢主様も冗談を言ってみたかったのです。

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沖田総悟

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