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[No side]
A「やっぱり、騒がしい。」
長期休暇を早めに終え、江戸の町へと帰ってきていたAはふとそんな一言を漏らした。
目の前にあるのは、真選組屯所の近く。まだ少し離れているはずのこの場所から、恐らく彼らのものであろう叫び声やら何やらが聞こえてくる。
そんないつも通りの騒がしさにため息をこぼしながらも、やはりこの騒がしさが嬉しいと思いながら、再び足を動かし、近づいていった。
隊士「あれ?Aさん!!」
隊士「帰りは明日じゃなかったんですか!?」
彼女の姿を捉えるなり、すぐさま話しかける門番たち。本当に大丈夫だろうか彼らは。
もし、彼女に見せかけたスパイだったら彼らの首は飛ぶだろう。
そんなことはないけれど。
彼らのそんな声が聞こえたのか、屯所の中からぞろぞろと野次馬のように出てくる隊士たち。
いつの間にか、不祥事を起こした芸能人が新聞記者やテレビ記者に質問攻めをされているような光景が出来上がっていた。
最後の方に出てきた、土方や近藤も彼女を見ては驚き、喜びの表情を浮かべていた。
近藤「おかえり!Aちゃん!」
A「あぁ。ただいま。」
そう場が和んでいたが、流石鬼の副長というべきか。彼自身もどこか喜んでいた割に、すぐに隊士たちに喝を入れる。群がっていた黒い集まりは、散っていった。
隊士たちがいなくなるなり偉く早いご帰還だな。と言う土方。Aは「屯所が、恋しくなっちゃって。」といつぞやのように柔和に笑った。
しばらく笑いが響いたあと、近藤が思い出したようにAに万事屋_____銀時がAを訪ねてこの場にやってきたことを伝えた。土方は当時を思い出してか、彼の話題が出たからか至極嫌そうな顔をして、聞きてーことがあるらしい。とぶっきらぼうに言った。
A「(聞きたいこと……。なんだろう。)」
思い当たることがないようで、悩む素振りをし続ける彼女に、近藤は明日尋ねてみてはどうかと提案する。しかし、長期休暇のあとなのもあり、最終的にこのあと行ってみるということに落ち着いた。
二人は些か反対気味であったも理由を聞かれ答えられず、結局Aの行くの一点張りに折れてしまったのだ。
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沖田総悟
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やっさん☆(プロフ) - アリス・キーリングさん» アリスさん、お久しぶりです!いえいえ!またいつでも描きますからね!神威くんですね!分かりました!頑張ります! (2018年3月16日 20時) (レス) id: ba0fdaeef3 (このIDを非表示/違反報告)
アリス・キーリング(プロフ) - やっさんお久しぶりです!絵とても助かりました!神威の絵わたしもみてみたいです! (2018年3月15日 22時) (レス) id: 39d8d2a89c (このIDを非表示/違反報告)
やっさん☆(プロフ) - なるかさん» なるかさん!!お久しぶりですゥゥゥ!!続編でもこうして会えるなんて、嬉しいことこの上ないです。・゚・(ノД`)・゚・。神威くんですね!!分かりました!!挿絵も頑張ります!密かに神威くん描きたかったのでっ(*´∪`*)いつも読んでいただきありがとうございます! (2018年3月14日 14時) (レス) id: ba0fdaeef3 (このIDを非表示/違反報告)
なるか(プロフ) - こんばんは!お久しぶりです。何回かリクエスト来ていると思いますが、私も神威が良いです!できれば夢主と神威の挿絵も見てみたいです!よろしくお願いします(^^) (2018年3月13日 23時) (レス) id: 985c8767ca (このIDを非表示/違反報告)
琴音(プロフ) - やっさん☆さん» ありがとうございます!よろしくお願いします! (2018年3月10日 21時) (レス) id: 2a37d15bcc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:やすは☆ x他1人 | 作成日時:2018年3月3日 17時