【銀魂】真選組で検視官をする女

-48- ページ3

［No side］





銀時「で、なんで俺達なのォォォォ！？」



沖田「旦那なら、引き受けてくれると思いやして。」





屯所を訪れた万事屋一向。昼近くに万事屋に響いた着信音は、お互い口を利きたくないほど嫌な相手であり、最初こそ断り続ける銀時であったが、沖田の"Aさんからの頼み"という一言であっさりと釣られてしまったわけだ。





銀時「いやいやいやいや無理無理無理。アイツの願いっつーからてっきり俺は」



沖田「旦那ァ、それ以上言ったらその天パツルッぱげにしてやりやすよ。」




変なことを考えている銀時の生え際ギリギリに刀を添える沖田。ちなみに新八は、神楽が出されたお菓子を食べ尽くそうとしているのを止めているところだ。




神楽「税金泥棒のくせに、こんな美味そうなお菓子食べやがって！！私が全部平らげるネ！！」



新八「やめてやめて！！神楽ちゃん！僕らお菓子食べに来たんじゃないから！！依頼こなしに来ただけだからァァァ！！」



銀時「やめてェェ！総一朗くん！！落ち着こう！！とりあえずその刀収めよォォォォ！！」



沖田「旦那、総悟でさァ。」



土方「やかましいんだよ！！テメェらァ！！人ん家でギャーコラ騒ぐんじゃねェェ！！」



A「土方くん、君も十分うるさいよ。あ、韻律取れた。」





血管を浮き立たせて現れた土方と、その後ろで指折り数えながら自分の台詞が韻律取れたことに感嘆しているA。
因みに二人は、先程の家宅捜索のことについて話ていたのだ。




A「やぁ、万事屋諸君。こんな昼間に悪いね。」



神楽「A！久しぶりネ！会いたかったヨ！！」



A「久しぶりだねぇ、神楽。相変わらず可愛い笑顔だ。」





Aの姿を捉えるなり、すぐさま飛びついていった神楽。Aも慣れたのか、少しよろつきながらも神楽を受け止めている。





A「銀時も悪いね。」



銀時「別に構わねーよ。」



沖田「あれー。さっきまで文句言ってたのは何処の誰でしたっけー。」




しーっ。沖田くんしーっ。と人差し指を口元に当てて必死に隠そうとする銀時。




A「？あ、何するか言ってなかったね。ちょっと"実験台"になってもらおうかと思ってね。

君たち万事屋さんだろ？」





ニコニコしながらそう言うAを見て、銀時と新八は口角をピクピクさせて、冷汗を流していた。
ちなみに神楽は全く話を聞いておらず、沖田と絶賛喧嘩中である。

-49-→←-47-

ラッキーアイテム

メガネ

ラッキーキャラクター

沖田総悟

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す