17話 すれ違う二人 ページ19
珠洲島「ごめんね」
ハルヒ「え？」
珠洲島「せっかくだけどこの手紙には答えられない、僕は大事に思っている子がいるんだ」
ハルヒ「その人は珠洲島さんの」
珠洲島「残念ながら恋人じゃない、というか、愛想をつかされてる。
彼女には華やかで自身にあふれてた男が似合ってる」
ハルヒ「・・」
・
奏子「一体どこに連れて行ってくださるのかしら？」
環「君には、多分君には駆け引きとか向いてないんだと思う」
奏子「どういう意味かしら」
環「彼の気を引くためにいくら流離いのホスト巡りをしてみても君はティーカップを見ているほうがよっぽど幸せそうだ」
奏子「はっ・・・」
奏子はここで昔の記憶が頭を過ぎった
それは小さいころ
珠洲島と奏子がティーカップを二人で眺め
珠洲島がティーカップを奏子にひとつひとつ名前を教えていく
そこで珠洲島はこういう
「奏子は僕のお嫁さんだから全部教えてあげる、ね？」(微笑み)
そうして満面の笑みで「うん！」と笑う奏子
いすの上に乗りガラス越しに飾られているティーカップを眺める二人は
すごく可愛くて、小さい子の恋愛だった
奏子「もういいのよ・・私が何をしてもあの人ちっとも気にしないし、留学だって私の知らないうちに決めちゃって」
・
珠洲島「だから僕も変わりたいと思ってる世界をみてもっと大きな男になりたいんだ、勝手だけど思っていてもらえたらと」
ハルヒ「はあ、それは本当に勝手ですね」
ハルヒのその言葉が珠洲島の胸に矢印の尖ったところが突き刺さる
そんな話をひとつの部屋で二人っきりで話している二人
そこに奏子が近づく
環に行けと行けと言われたのだろう
ハルヒ「伝えもしないで分かってもらおうなんて無茶な話です」
珠洲島「え？」
ハルヒ「はっきりした思いがあるのなら先延ばしする必要がどこに？」
二人の教室に近づいていく奏子
ハルヒ「変わりたいと思ったときから人は変われるんだと思います」
ハルヒがそういったとき
奏子はドアに手をかけた
そして、語り終わったハルヒに手を伸ばす珠洲島
タイミング良いのか悪いのか、奏子はドアを開け
教室で二人っきりの珠洲島と見知らぬ女の子
そして、珠洲島が手を伸ばしている状況
奏子はそこに立ち尽くした。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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ploion(プロフ) - 理想郷(ユートピア)さん» いやぁ…そんなに誉めたらいろんなものが私から出てきますよ!?← 明王カワイイですねぇ、てかシリアス大好きです大好物です!受験だけどもうちょっと書きたいと思ってます!!本当にコメが励みです!ありがとうございます!! (2015年10月26日 1時) (
レス) id: 730578ef4d (このIDを非表示/違反報告)
理想郷(ユートピア) - うわぁ…､明王がかわいすぎてニヤニヤが止まらないです!! ploionさん､主人公は格好いいしキャラはかわいいし…羨ましいです!!!私もこんな風に読み手を惹き付ける小説を作りたいです!!(ｼﾘｱｽ多目ばかりで…;;)← これからも楽しみにしてます!!頑張って下さい!!! (2015年10月25日 23時) (レス) id: a9752cb523 (このIDを非表示/違反報告)
ploion(プロフ) - 理想郷(ユートピア)さん» お久しぶりです!!返信遅れてすいませんでした!!直しておきます!誤字多くてごめんなさい。いつも指摘ありがとうございます!!これからもよろしくお願いします♪ (2015年10月17日 3時) (レス) id: 730578ef4d (このIDを非表示/違反報告)
理想郷(ユートピア) - お久し振りです!!久し振りで申し訳ないのですが､「34話 いじめっ子」で､転校が転向になってませんか？…あってましたらスイマセン!! 続きが気になる展開です!!…弟を身をもって守る主人公カッコいいです!! 長文､失礼しました｡これからも頑張って下さい!!!! (2015年10月17日 0時) (レス) id: 025c5d22a2 (このIDを非表示/違反報告)
ploion(プロフ) - うたうさん» ありがとうございます！受験生であんま返信できてないのですが、がんばります！ (2015年9月17日 22時) (レス) id: dea9ed6fd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ploion | 作成日時：2014年5月17日 22時
