愛がはたちあまりむっつ ページ26
Aside
この学校の人達は今、ある事に浮かれている。
そのある事、というのは体育祭。
私にとっては、ぶっちゃけどーでもいい行事。
クラスで協力するなんて無理だし、出来ない。
……人見知りでは無いからね?
今、まさに体育祭の種目決めが行われている。
別に私はどこでもいいので、ぼぉっと黒板を見て、最近起こる事について考える。
……この所よく絡まれる人がいる。
それは、私の隣の席の宮侑くん
……の双子の片割れ、宮治くんである。
廊下ですれ違えば声を掛けられて、何故かお菓子を貰う。
私、餌付けでもされてるのかな…。
横をちらりと見れば治くんと似た顔をする宮くんの横顔が目に入る。
2人とも美形だよなぁ……。
すると、ばちりと宮くんと目が合った。
逸らすのもあれだ、と思いじぃっと見ていれば急にあわあわしだした。
「変な動きしてる侑は借り物な〜」
「な!なんでや!!!」
宮くんの抵抗も悲しく、宮くんは借り物に決定した。
あと、徒競走の選抜メンバーにも。
お前のせいだとも言いたげな目で宮くんはこちらを見てきたが、あわあわし始めたのは宮くんだし、私は悪くないと思う。
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作者名:こわこ | 作成日時:2020年11月3日 18時