愛がふたつ ページ2
侑side
転校生は、転校初日でクラスメイトと壁を作った。
「向井Aちゃんって言うんだね〜
よろしく!」
「…よろしくお願いします」
「向井さんって好きなものある〜」
「いえ、特には…」
女子らが転校生に話しかけるが、転校生は一言二言言って会話は終わり。
粘り強い女子も諦めてしもうた。
ん?俺?俺はな〜…。
話しかけようとすると話しかけんな!とでも言いたげなオーラ出してくるから話しかけれへん!!
無理や!俺には無理や!!
まあ、話しかけんなオーラを出すのは俺限定だけでなく、男子全員にや。
サムに、転校生の事を聞かれたけど、俺は一切転校生の情報は知らん。
唯一知ってるのは、向井Aという名前という事だけ。
「Aちゃん、一緒にご飯食べへん?」
「………ごめんなさい」
亀岡が飯に誘っとったが、振られとった。
亀岡は、向井さんにちょくちょく話しかける女子の1人。
で、だいたい、ごめんなさい、と断られて終わる。
──────────
亀岡 雉鶴
カメオカ チヅル
Aにめげずに話しかける人物
吹奏楽部所属
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作者名:こわこ | 作成日時:2020年11月3日 18時