かわいいかわいい俺達の子

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Aside


朝、トイレに行った時に元マネージャーの人が居た。
無視するのもな…と思い軽く介錯すると、




「今日の放課後にちょっと付き合って欲しいの…
迎えに行くから待っててくれる？」




勿論、内緒でね


と、返事を聞かずに出て行ってしまった。



部活の事もあるが断ろうにももう居ない。


……仕方ない、直ぐに終わらせて部活に行けばいいや。




それから部活に遅れることを秀に伝え教室で待っていると

元マネージャーの人と知らない女の人が三人ほど居た。




「じゃあ着いてきて。」





そんな大人数でやることなのか…と不思議に思ったが大人しく付いていくと着いたのは



旧校舎



此処は通る人が殆ど居なくて
私自身、不気味だからと来たことは無かった。




『あの、こんな所でなんの用…』




言い終える前に壁に身体をぶつけた。

驚いて痛みなど感じない。


見上げると此方をニヤニヤした顔で見ている四人。




「びっくりしちゃった？まぁそうだよね〜
あの人達に大事にされてるもんね〜」




馬鹿にした様に言った後いきなり無表情になり




"ムカつくわ"




それが合図かのように周りの三人が私を罵倒し蹴り殴りを繰り返してきた。



痛、い…！やだ、誰か、助けて……！


助けを乞う私を嘲笑い高らかに笑う彼女達。




『なん、で…ッ』




私がそういった途端、彼女の目が変わった。




「何で…ですって？笑わせないでよ！
貴女のせいで私は……！」

「Aちゃんのせいで…何？」




女子の声しかしなかった場所に
男子の声が聞こえた。


痛む頭を上げて見たのはバレー部の皆。
私に暴力を浴びせていた四人は徹達に取り押さえられていて私の傍には英と勇太郎が来たくれた。



皆が来てくれたことで安心しきった私は
そこで気を失ってしまった。

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