５４話 ページ7
鬱先生side
目の前の試着室から出てきた彼女の姿を見て、固まる。
俺の選んだ服は似合っている。彼女が自分で解いたらしい髪も、いつもとはまた違った雰囲気でとても可愛い。いや、なんというか、これは
似合いすぎではないですかね……！？///
何も言えずに呆然としていると、彼女が控えめに目線だけ上に上げた。まぁ、所謂上目遣いというやつで、可愛い子が可愛い格好してそんなことしたら、そりゃまぁ当然ながら可愛いわけで。数分前のこの服を選んだ自分を全力で褒め讃えたい衝動にかられた。
いやよくやった、よくこの服選んだ数分前の自分。君の仕事は賞賛に値するぞマジで。
鬱「……めっちゃ似合っとるわ。すまん、可愛すぎて言葉が出て来ぉへんかった。」
不安そうな彼女の様子にハッとして、そう素直に述べる。
こんな言葉、今まで女の子相手に散々言ってきたけれど、ここまで本心に忠実に出てきたのは初めてだった。
貴「っ！！///」
それと、そんな可愛い反応されてこんなに心から嬉しいと感じるのも初めてだった。
あれ、なんだこれ………
貴「……あ、はは……お世辞でも、嬉しい、です……ありがとうございます///」
と、その言葉に対し、黙っていた２人が一気に喋り始める。
コ「！い、やいや、お世辞じゃないて！ばっちり似合っとるで！！///」
シャ「うんうん！せっかくだから今日はそのままにしようよ！！大先生、他の服も選んでや！！」
鬱「………」
シャ「？、大先生？」
少し遅れて、シャオロンが自分の名前を呼んでいることに気がつく。あかんあかん、ぼーっとしてしまった……
鬱「！お、おう、わかった。任しとき。」
貴「え、え！？私このまま……！？///」
落ち着かないから元の服装に戻りたいという彼女の意見は聞き入れないことにする。せっかく可愛いんやし、俺としてもぜひそのままでいてもらいたいし。
鬱「そのままでええよ。代金は後でまとめて払えばええやろうし。」
我らが総統グルッペンからちゃんと資金を預かってきたことを告げ、自分が払うと言ったところ、彼女はさすがにそれは申し訳ないからと譲らなかった。
だがこちらも譲らずに、彼女の説得を他２人に任せると、俺は再び、彼女に似合いそうな服を物色し始めた。
※この後結局買ってもらった。１対３では勝てなかった模様。
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白(プロフ) - Aさん» ありがとうございますー！頑張ります……！ぺ神さんですね、なるほど了解です！次に書くメンバーはもう決まっているので少し待たせてしまうかもしれませんが、それでもよろしければ楽しみにお待ちください！ (2017年5月7日 23時) (
レス) id: c55b05b230 (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - 更新お疲れ様です。毎度楽しく読まさせていただいてます。これからも無理せず頑張ってください！※お忙しいかもしれませんが、良ければでいいので、ぺ神さんをお願いしてもよろしいてしょうか？ (2017年5月7日 19時) (レス) id: 4282ae076a (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - ぶらっきーさん» ありがとうございます……！そう言っていただけて嬉しいです！今後も亀さんペースですが、更新楽しみにしていてください！ (2017年5月7日 14時) (レス) id: c55b05b230 (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - 橙さん» ありがとうございます…！応援に応えられるよう、自分のペースで頑張っていきたいと思います……！ (2017年5月7日 14時) (レス) id: c55b05b230 (このIDを非表示/違反報告)
ぶらっきー(プロフ) - 続編おめでとうございます〜！とてもすきな作品の一つです！これからも無理せず更新頑張ってください(*´∀`*) (2017年4月26日 8時) (レス) id: 2c4c656bf3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白 | 作成日時：2017年4月23日 22時
