４８話 ページ1
※戻って主人公side
貴「……ん……」
心地良い微睡みの中を漂う。
ふわり、ふわり。
海の上に浮かんでいるように、身体が軽い。
辺り一面、白だ。
汚れ一つない、真っ白な世界。
貴「ん………？」
ゆっくりと、起き上がった。
一番最初に目に入ったのは、先程見たのと同じような、白のカーテンだった。
次に、白いシーツのかけられたベッド。
天井も、白。
貴「………」
柔らかな日差しが窓から差し込んで、部屋を明るく照らしていた。人工的な光ではないそれは、見ているだけで暖かな印象を受ける。
ふわふわしていて、暖かくて、温かくて。
まだ夢の中にいるのだろうか、と動かない頭で考えた。
刹那
ガチャっ
鬱「おっ！！Aちゃん起きたんか！！おはよう！！」
貴「え………っ？」
鬱「なんや、まだ寝ぼけとるんか？もうとっくに朝やで？お寝坊さんやなぁ……」
ペラペラと喋りつつこちらに近づいてきた彼。
私は彼を知っている。しかし、彼は私の寝起きに遭遇し得る人間かどうかといえば、答えはNOだ。
鬱「……にしても……」
まだ完全に事態を呑み込めていない私をよそに、彼はベッドの淵に腰掛けて、こちらを見た。
その視線は何やら私の身体を見ている、ような……
鬱「……中々ええ格好やな。」
貴「………！！！///」
言われてからハッとして自身の体を見下ろすと、何やらやけに大きめのシャツ一枚、といった状況だった。下なんて下着しかはいておらず、シーツをかけたままとはいえ、起き上がったり姿勢を変えたりしたせいか、太ももの近くまで見えている状態。
貴「……っ！？、っ！？！//////」
鬱「えー、やっぱ隠しちゃうん？ええんよ別に、今俺しかおらへんし……」
慌ててシーツに潜り、身体を隠した。何やら意味ありげに伸びてきた手を条件反射的にひっぱたく。
と、同時に、騒がしい音を立ててドアが開いた。
コ「あー！！やっぱここにおったな大先生！！」
シャ「！！トントーーン！！大先生がAちゃん襲おうとしてるー！！！！！」
鬱「ちょっ、シャオちゃん！？！？」
一気に騒々しくなった部屋の中、嵐のような一連の出来事に、私の頭はすっかり夢の世界から覚醒した。
一言で言うならば心臓に非常によろしく無い目覚め。これが、ここで過ごした一番最初の朝となったのだった。
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白(プロフ) - Aさん» ありがとうございますー！頑張ります……！ぺ神さんですね、なるほど了解です！次に書くメンバーはもう決まっているので少し待たせてしまうかもしれませんが、それでもよろしければ楽しみにお待ちください！ (2017年5月7日 23時) (
レス) id: c55b05b230 (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - 更新お疲れ様です。毎度楽しく読まさせていただいてます。これからも無理せず頑張ってください！※お忙しいかもしれませんが、良ければでいいので、ぺ神さんをお願いしてもよろしいてしょうか？ (2017年5月7日 19時) (レス) id: 4282ae076a (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - ぶらっきーさん» ありがとうございます……！そう言っていただけて嬉しいです！今後も亀さんペースですが、更新楽しみにしていてください！ (2017年5月7日 14時) (レス) id: c55b05b230 (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - 橙さん» ありがとうございます…！応援に応えられるよう、自分のペースで頑張っていきたいと思います……！ (2017年5月7日 14時) (レス) id: c55b05b230 (このIDを非表示/違反報告)
ぶらっきー(プロフ) - 続編おめでとうございます〜！とてもすきな作品の一つです！これからも無理せず更新頑張ってください(*´∀`*) (2017年4月26日 8時) (レス) id: 2c4c656bf3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白 | 作成日時：2017年4月23日 22時
