三 ページ29
ピッピッ・・・・・。
ここは船長室。
時刻は深夜１時過ぎです。
医療器具の電子音だけが響く部屋の中。
まぁかは、白ひげの眠る大きな身体の横で
眠っていました。
静かな夜。
満月に近い月明かりが、部屋を照らしていて
波音が心地よい空間に突然大きな音が
聞こえました。
ドカーーーーン！
扉を蹴り破り入ってきたのは、
やっぱりエースです。
まぁかは身体を揺らしますが、白ひげは
起きる気配がありません。
もしかしたら、
起きているのかもしれませんが・・・。
少しずつ近づいてくる気配に、もそりと
身体を起こして目を擦り、気配のする方へ
顔を向けたまぁかに、ギラギラした気配が
ぴたりと固まって驚きに変わります。
「な・・・？！子供・・・？？！」
月明かりに照らされて
ぼんやりと浮かび上がる色素の薄い髪と肌。
ゆっくりと開かれた瞳は、昼間にエースの元に
やってくるあの小さな存在を思い出させたのでした。
耳と翼もエースのよく知っているもので
あったため、気持ちがすっと穏やかなものに
変わっていく気がしました。
「えーしゅ・・・。」
「っっ！！！」
透き通った小鳥ような声に、ぴくりと
エースは肩を揺らします。
まぁかは静かに白ひげのベッドから滑り降りて
エースの近くまでゆるりと歩いて近づき、
ふわりと笑いました。
「！」
目を見開いたエースは、首をこてんと傾げ
両手を開いてふわりと笑う少女に
泣きそうな気持ちになって膝をつきました。
ありえない・・・。
たかが小さな子供相手に
闘志を削がれるなんて・・・。
もうエースは戦闘の意志はなくなっていました。
そして小さな手をめいいっぱい広げ
微笑む少女を抱きしめ、目の奥が熱くなるのを
耐えることしか出来なかったのです。
もちろん白ひげは目覚めていました。
そして２人の様子を気配で感じながら
嬉しそうに口の端を吊り上げて
笑っていたのでした。
(大きな音がしたがまぁかは大丈夫かよい・・・。)
そんな状況が分かっていないマルコは
１人でそわそわ眠れないまま朝を
迎えることになるのでした。
ラッキーアイテム
ゴムゴムの実
ラッキーナンバー
8
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美咲(プロフ) - うわ、まじか。盗作かよ。 (2019年8月27日 18時) (
レス) id: f6fdf86c66 (このIDを非表示/違反報告)
時々雨(プロフ) - コメント失礼します。え、盗作となりきり行為って本当ですか……？ほのぼのと温まった気持ちが一瞬で冷める程に驚きました……。もしそうならばとても残念に思います。 (2019年6月26日 2時) (レス) id: de30ce462a (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - こちら盗作となりきり行為になりますので違反報告させて頂きました。実際に執筆されているサイトで作者さんがお知らせで別人だと仰って悲しんでおられますので。 (2019年2月18日 15時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
なむ - これって桜さんって方の作品の続編ですか？(*‘∀‘)ｽｺﾞｲﾃﾞｽ (2019年1月1日 21時) (レス) id: 2ef438434c (このIDを非表示/違反報告)
アルト(プロフ) - ﾌｯ。最高かよ( ^ω^ )b…!! (2018年5月4日 2時) (レス) id: 153112a62a (このIDを非表示/違反報告)
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