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【Aside】
万斉の言葉にひとつため息を零してから、
未だにご飯を頬張っている神威くんの方へと向かう
万斉はどっか行った
神威「あ、やっと来たねおネーサン
何話してたの?」
『いや、特に大事な話って訳でもないわ
にしても相変わらずよく食べるな』
神威「そー?
ほら、おネーサンも食べなよ」
『ありがとな
……ってやりすぎやアホか』
神威くんから一皿受け取れば、
それは山盛りのおかずとご飯
こんなに食えるわけないやろ
神威「でもおネーサンってさ、
お腹空いてると結構食べるでしょ?」
『え、そうか?』
神威「うん、今も結構早い速度で無くなってってるし
……あ、そういえばさっきも
他の女の人に比べたら凄い強い力出てたよね
いくらおネーサンが強いといえど……
おネーサンってもしかして地球人じゃないの?」
『まー、一応?
半分天人ってだけやな』
神威「へー、そうなんだ
ますますもう1回やり直したくなっちゃったよ
あ、今やる?」
『やる訳ないやろ
もう1回晋助と万斉に怒られたいんかアンタ』
神威「いてっ」
横から飛んできたり拳を片手で受け止め、
軽く捻る
まぁ、神威くんも神威くんでただじゃれただけのようで
そこまで強い力でも無かった
……にしても美味いな、これ
ほかほかと温かい白米に程よく味の濃い鯖の味噌煮
『……ん、ごちそうさま』
神威「え、もういいの?
まだわけてあげるよ?」
『いや、
アンタの食いっぷり見てるだけで腹一杯になるわ
それに十分食ったし』
神威「そっか〜
俺もうちょっと食べてから船に戻るね
また明日喧嘩しようね、おネーサン
おやすみ」
『食いすぎんようにな
それから喧嘩はせんよ、……おやすみ』
ぺろりと夜食を平らげ、
未だに頬を動かす神威くんより一足先に席を立つ
後ろ手に手を振れば、
アホ毛を跳ねさせながら手を振り返してくれた
……ああいうとこは普通に可愛ええんやけどな
『やっぱ夜兎ってのは強いんよなぁ〜
神楽ちゃんも強いし……
自分ももうちょい鍛えたいな』
神威くんの喧嘩の誘いを毎回断ってはいるが、
実際は良い鍛錬になるし身体も動かせる
向こうは楽しみながらも全力だから、
必然的にこちらも全力で行かねばすぐ潰される
ま、たまに付き合う分にはいいか
あと数日は一緒にいるだろうし
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岬影 - 明けましておめでとう御座います。。これからも頑張ってください。 (2023年1月1日 8時) (レス) @page28 id: c8b8308491 (このIDを非表示/違反報告)
か。(プロフ) - 村瀬さん» ありがとうございます〜!ゆっくり更新していきますので気長にお付き合いください〜 (2022年11月13日 16時) (レス) id: 15a41b8b93 (このIDを非表示/違反報告)
村瀬 - バラガキ篇…!更新頑張ってくださいね🤲 (2022年11月13日 12時) (レス) id: 518be6f384 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:か。 | 作成日時:2022年11月12日 23時