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【Aside】
｢…………い、……ろ
おい、起きろ、A｣
『……んん、』
ゆさゆさと肩を揺さぶられ、むくりと起き上がる
重い瞼を開ければどアップな晋助の顔
『……近』
高杉｢……寝惚けてんじゃねェ
万斉が粥を持ってきた
何時までも寝てねーで食えるなら食え｣
『おぉ、……有難く頂くわ』
目が合うとすぐそっぽを向く晋助
そのすぐ横にある机には、
湯気を立てている粥が置かれていた
『……いただきます、』
伸ばしている膝の上に置き、
卵とねぎが入ったお粥を頬張る
少し舌を火傷しそうになったが、
口の中には優しい味が広がった
……そういや、前は銀時に粥作って貰ったな
まさか晋助、万斉からも粥を振る舞われるとは
高杉｢……ちったァ熱は下がったみてぇだな｣
『ん？
あぁ、確かに身体の怠さもマシになってるわ
ホンマにありがとな』
高杉｢貸し一つだ
忘れんなよ｣
『そら勿論
晋助が運んでくれへんかったら、
今頃もまだ彼処に転がってたかもしれんし』
高杉｢……｣
ベットの脇に腰掛けながら、
もぐもぐと頬を動かす自分に視線を向ける晋助
ちょっと視線気になるな
それから、時々変に静かになるのも、…………
『……晋助』
高杉｢あ？｣
『自分はな、
半分天人で目が特殊、んで身体がちょっと丈夫
まぁこの目のお陰で苦労したんやけどな』
高杉｢……なんだ、いきなり｣
『……晋助の言う通り、
あの廃墟にいたのは自分や』
高杉｢！｣
『行く宛ても無くふらふらしてたらあの廃墟に行き着いた
倒れる様に眠った後、
起きたら松陽が自分を見つけてくれた』
高杉｢……そうか｣
晋助は納得したような、そして複雑な顔をする
何処か遠くを見詰めるその横顔を一瞥し、
再び口を開く
『松陽が何者か、なんて
自分もアンタらと同じように聞かされて無い
でも、あの人が普通の人間では無いってのは
アンタも分かってるんやろ』
高杉｢……まァな、確証は無ェが｣
『そう、自分も確証は無い
あの人は謎が多すぎる』
高杉｢……そらァ、お前ェが駆けずり回ってもか
そいつが本当なら俺らは降参するしかあるめェな｣
ふん、と鼻で笑う晋助
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岬影 - 明けましておめでとう御座います。。これからも頑張ってください。 (2023年1月1日 8時) (
レス) @page28 id: c8b8308491 (このIDを非表示/違反報告)
か。(プロフ) - 村瀬さん» ありがとうございます〜！ゆっくり更新していきますので気長にお付き合いください〜 (2022年11月13日 16時) (レス) id: 15a41b8b93 (このIDを非表示/違反報告)
村瀬 - バラガキ篇…！更新頑張ってくださいね🤲 (2022年11月13日 12時) (レス) id: 518be6f384 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：か。 | 作成日時：2022年11月12日 23時
