情報屋。-仇 [番外編]-【劇場版銀魂完結編】

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【Noside】







土方｢……で？

この男が新しいメンバーかァ……？


なんだか彼奴に似てて冴えない野郎だなァ？｣






桂｢新八くん、リーダー！

俺は認めんぞ！！


銀時の後がこんな奴に継げる訳が無い！！｣






銀時｢(チッ、

なんで此奴らにチェックされなきゃなんねーんだよ)｣






沖田｢おいてめぇら、

履歴書とかチェックしたのかァ？



旦那の後は人を二、三人斬った位じゃ

務まらねぇぜ、………でござる｣






銀時｢お前ェに言われたくねぇよインチキ抜刀斎｣








近藤に続いて、ぞろぞろと万事屋3人の元へ集まり

銀時を品定めする土方、桂、沖田



尚、3人の目には銀時の事が全く別人に見えている








神楽｢勘違いしないでよね

私だってこんな奴認めた覚え無いから｣






新八｢俺ももう誰とも万事屋を組むつもりは無い｣








2人の言葉に宴会場が静まり返った














近藤｢………そうか




……ッか、かくいう新八くん！



お妙さんは元気？

結婚とかしてないよね、大丈夫だよね！？


更に綺麗になっちゃったりしてんの！？




ねぇねぇ、ッグフッ！？｣






新八｢触るなと言ったのが聞こえなかったのか｣






近藤｢し、新八くん……！？｣







コソコソと耳打ちしてきた近藤の頬を強く掴み、

睨みつける新八



その後、感情を抑える様に捲し立て、

乱暴に手を離し踵を返した








近藤｢おいっ新八くん！！｣






銀時｢………｣






神楽｢………今日の所は私も帰るわね

気が向いたら……またね｣








新八の後に続くように神楽も去っていく








土方｢……未だ傷は癒えず、か｣






近藤｢皆変わっちまったが、

彼奴らだけは何も変わらねェ


……何となくそう思ってたんだがな｣






沖田｢無理も無ェさ

俺達の大将は戻ってきたが


彼奴らの大将はもう帰って来ねぇんだから



それに、

特に懐いてたあの人からあんな事言われちゃあ……｣






土方｢…………｣








沈んだ感情を映し出したかのように、

料亭の外からは激しい雨音と雷鳴が響いてきた












桂｢……奴が居なくなってもう5年か……


あの世で奴に会わす顔が無い

奴が残していったモノを護る事ができなんだ｣






銀時｢……お前、

奴が何をしようとしていたか知ってるのか｣








真っ黒な空を見上げる桂の横顔に

銀時が問い掛ける

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