検索窓
今日:20 hit、昨日:49 hit、合計:369,166 hit

38・ ページ39

【Aside】




身体を流すだけなので、直ぐにあがる



まだ日付は回っていないし

食堂にいる2人も酒を飲んでいるだろう


戻ったら自分ももう1杯くらい飲もう






ただ、辛うじて下着は無事なものの

普段つけているサラシが濡れてしまった


……仕方ないか






「入りやすよ」





声が掛かり、沖田くんが入ってくる

着替えを持って来てくれたようだ





『お、ありがとうな

そこに置いとってくれんへん?』




沖田「……は?」





そんな声に視線を向けてみれば

沖田くんがこちらを凝視していた






沖田「……アンタ、女だったんですかィ?

………つーか、それなら易々と男を入れるんじゃ無ェ」




『あ、すまん』






目を伏せる沖田くんに説教をされつつ着替える


男だと思っていたのか

……そういえば前、男かどうかと聞かれたな





沖田「てか、普段はそんなモン付いてねぇだろィ」





そんなモン、というのは胸の事か

普段サラシで潰しているから断崖絶壁なのだ






『普段はサラシ巻いてるんよ

邪魔やし、仕事上女だと舐められる節あるしな


情報集めは女のがやりやすかったりするんやけど』





そう会話している内に着替え終わったので

脱衣場を出ようとするが






沖田「………待ちなせェ」





沖田くんに腕を掴まれ脱衣場に戻される






沖田「アンタ、男だらけの真選組に

そんな格好で彷徨く気かいィ?


………男だと思って諦めてる奴らも多かったってのに」





後半の方は独り言のように呟いていて聞こえなかったが

とりあえずこの格好をどうにかしろ、ってか






『て、言われてもなぁ』





サラシは酒まみれで流石に着れない





沖田「……待っててくだせェ」





そう言ってまた何かを取りに行く沖田くん


すぐに戻ってきたその手には包帯が






沖田「これで代用出来やすかィ?

ここじゃサラシなんて無ぇんで」




『いや、ええけど……』





そんなに嫌か、この格好


そこまでされるとちょっと傷つく

有り難たいけどな



外で待ってくれている沖田くんを

そのままにする事も出来ないので包帯をつけ胸を潰す



……いつも通り下の見通しが良くなった















沖田「(……食堂には酔った旦那や土方さんがいる


土方さんはヘタレだが、旦那の前にあんな格好で出たら

何されるか分かったモンじゃねぇ



まぁ2人がAさんをどう思ってるかは知らねぇが



にしても、女か……そりゃ好都合)」

39・→←37・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (144 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
500人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 逆ハー
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:か。 | 作成日時:2022年2月6日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。