お願い！兎さん！《番外編》

妹とアイドルのはなし ページ5

みーたんのアイカツ捏造
色々捏造
本編に関わってくるかもしれない
台詞多め
色々可笑しかったらごめん

✂


nascitaに着くと誰もいなかった。こういうときはだいたい地下に皆いる。
今日は何してるのかなーと思いながら階段を降りる。なんか今日はいつもより声が聞こえる。


「はーい！次で最後だよ！ラストは、って！ちょっと！！！」


美空ちゃんが生放送しているのに気付かずそのまま映ってしまった。これにはみーたん担当プロデューサー陣も驚きを隠せていない。申し訳ございません。美空ちゃんが咄嗟に顔を隠してくれたので顔バレはしてない、はず。


「ちょっと遥香、何してんのよ！」


「ご、ごめん。気づかなかったの」


「あーー！！コメント欄荒れてる！！どうしようかな……」


「みーたん！早く戻ってきて！」


プロデューサーからの呼び出しで美空ちゃんは戻っていった。あれ、戦兎Pカンペ出してる。


「ごめんねー。ええっと、さっきの子は私の親友！たまたま映っちゃったみたいでねー。え？名前？……ゆ、ユウちゃん！親友のユウちゃんだよ！」


戦兎Pとみーたんが上手いこと誤魔化してくれた。本当に申し訳ございませんでした。私が言える立場じゃないけど親友のユウちゃんってえらいそのままやね。


「ちょっとハプニングもあったから今日は終わり！ごめんね〜また今度の配信で会おうね〜じゃあ皆、チャオチャオー」


配信を終えた後、美空ちゃんにこっぴどく叱られました。その件については反省しております。本当に申し訳ございませんでした。
戦兎Pがめちゃくちゃスマホ見てる。どうしたんだろう。


「ちょっと美空！ネットアイドル界隈今凄い荒れてる！」


「あーー！もう、こうなると思ったから嫌だったの！どうするの？次の動画【真実を話します】とかのタイトルにする？」


「もうそれでいいんじゃねーの？ユウちゃん再登場希望するリプ割とあるし。遥香ちゃん、どうする?」


「これは私がまいた種なので、責任をとってやります。でも顔出しは……」


「それについては大丈夫。案はある」


戦兎くんが目を光らせて言っている。何するの！?


「サングラスでいいと思ったけどそれじゃあ面白くない。だからこれ」


そう言って作業台から持ってきたのは狐の面。口元は見えているタイプのものだ。


「遥香ちゃんはこれを着けてアイドル活動してもらうよ」


マジですか

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