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「翔くん」と呼ばれたあの教師は櫻井翔って名前らしかった。
櫻井先生と大野さんの関係が気になったまま職員室に戻った。俺は副担任で、大野さんはどこの担任も持ってないから割と俺たちは暇な方だ。
「大野さ、」
「翔くん！なんで言ってくれなかったの。」
「智くんのびっくりした顔が見たくてさ。」
俺が話しかけようとしたら横をすり抜けて櫻井先生のところに行く大野さんに胸が痛んだ。
なんだよ、なんなんだよ。
智くん、翔くん。親しげに呼び合う二人に嫌気がさした。
櫻井先生が職員室を出た後、大野さんに話を聞いたら前の学校で二年間一緒だったらしい。
俺より、一年。大野さんと過ごした時間が長い相手。それだけで嫌だった。
俺のほうが、大野さんのことを。俺が、俺のほうが。
この日の授業はいつもより教えるのが下手くそだったと思う。授業なんてどうでも良かったから。
あっという間に昼になって、準備室に行くのを躊躇った。行ける訳がない。
「あのー、二宮先生。」
「あ、はい。」
「智く、大野先生どこにいるか知りませんか？二人仲良さそうだったんで知ってるかなって。」
わざわざ呼び変えたのにも腹が立った。
あれ、俺ってこんなに短気だったっけ。
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睡蓮(プロフ) - あめさん» あめさんコメントありがとうございますm(_ _)mリクエスト承りました！お時間は頂くかと思いますが、私なりにご期待に添えるようお話を書かせて頂きます(*´∀｀) (2017年7月27日 18時) (
レス) id: 4ff0a11ce0 (このIDを非表示/違反報告)
あめ - MOのリアル設定で、ラブラブな感じのが読みたいです。 (2017年7月9日 18時) (レス) id: af89762467 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：睡蓮 | 作成日時：2017年6月24日 14時
