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「んっ、ぅ…」
唇が突然に重なったせいか智の口からは少しくぐもった声が漏れ出た。
キスをする時に見せる智の蕩けたような瞳が俺は好きだ。その瞳が見たくて唇を離しては触れさせる甘くて軽いキスを繰り返した。
「っ、じゅ…んんっ…ふ、」
何か喋ろうとする智の唇を何度も優しく塞いでキスをすると、薄く目を開いた智の瞳は熱く蕩けきっていて
俺のキスで気持ちよくなってくれているという事実が嬉しくて、一気に満足感でいっぱいになる。
単純だな、俺。
ふ、と片頬をあげてそっと唇を離すと目の前の愛しい人は少し乱れた息をしながら俺を潤んだ目で見つめる。
堪らなくなって俺よりも細くてしなやかな身体を抱き寄せて腕の力を強めた。
「…潤、誕生日おめでとう。…愛してる。」
愛おしい人を腕に収めて満足していたその時に突然落とされた言葉。
「…え。」
「え、って。今日お前誕生日じゃんか。なんか…どうしても顔見て言いたかったから。車乗っちまったら見つめ合えねえ…し。」
ふと時計を見ると針は0時ぴったりをさしていた。
そういえば、今日は俺の…
智の声は最後の方にはどんどん恥ずかしげに小さくなっていったけど、嬉しくて仕方なかった。
心から、誰よりも大切にしたいと思っている人からの愛おしいという気持ちの込められた言葉。
「すげえ嬉しい…ありがとう、智。俺も、愛してるよ。」
きっとさっきまで雑誌ばかりを読んでいたのも時間稼ぎと恥ずかしさを紛らわせたかったからだろうな。
そう思うと可愛くて可愛くて
「やっぱり可愛いのは智だよ。」
「…うるせえ。」
愛しい人は耳まで真っ赤にさせて俺の胸に顔を埋めた。
sweetieーfinー
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睡蓮(プロフ) - あめさん» あめさんコメントありがとうございますm(_ _)mリクエスト承りました！お時間は頂くかと思いますが、私なりにご期待に添えるようお話を書かせて頂きます(*´∀｀) (2017年7月27日 18時) (
レス) id: 4ff0a11ce0 (このIDを非表示/違反報告)
あめ - MOのリアル設定で、ラブラブな感じのが読みたいです。 (2017年7月9日 18時) (レス) id: af89762467 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：睡蓮 | 作成日時：2017年6月24日 14時
