【危険物質】作り方知らない男達が想像で納豆作ってみた ページ17
「誰が作ったかも知らない納豆大好きな人を呼んでありますので、呼んでみますね？」
虫さんの声が遠くで聞こえる。他人事他人事。遠くの景色を菩薩の心で見ていたところだった。
「納豆大好き好きちゃーん、納豆大好き好きくーん！」
「将軍、呼ばれてるよ。」
「知らないよ？私の名前呼ばれてないもん。
My name is Syogun.
正式名称は松平A。」
同じ部屋で待機しているゆめまるの方を見ないようにしていた。
然し彼は、はーいと返事をしたと思うと、何ということだろう私の腕を引っ張ったじゃないか。
べそをかぎながら仕方なくついていった私たちを虫さんは中央に促した。
「うぉえ"っ」
室内な走るそこはかとなく漂う臭気に鼻がひん曲がりそうになる。
「嗚咽の仕方ガチやん。」
「当たり前じゃんとしみつ、臭すぎるよ？
動画じゃ伝わんないのが悲しすぎるわ。」
女捨てとるわぁと頭を抱える奴を睨みつけて虫さんの進行に従っていく。もちろん気乗りはしていない。
「一個物体が違う…」
ゆめまるのつぶやきに爆笑するてつや。おのれ覚えとけ、絶対食べさせてやるかんな。
１番目と２番目もやばかった。ゆめまるは２番目は一粒ならいけるなんて言っていたけど本当に、言葉は悪いけど、クソまずかった。
ポロポロポロとかきこんだ豆が口から放出されるのはまずくて気分が悪いのに、その様子が我ながら滑稽で笑えた。
ねえ？待って？
何回見ても、目の前に見える物体は、嘗て食物だったもの。失礼ながら汚物にしか見えない。
「納豆って腐っとるし？うん、発酵食品って意味ではおんなじじゃんね？うんうん。」
「将軍っっっ！！！心の声が漏れてるよ！」
「Aちゃんっ！？ホントに食べるの？！」
祐輔が眉を盛大にしかめた。私の体を案じてくれているんだろう。優しいなやっぱり…っておい待て？お前が作ったよな？
製作者のあんたくらいこの物体を信じてやりなよ、納豆なんだら？
「ふぐわぁっ、」
こんなのは勢いだと奇声を上げながら暗黒物質を口の中に放り込んだ。
あとの記憶は残ってはいるがあまり語りたくはない。
身体が警鐘を鳴らしていたが、そのまま噛み締めた瞬間、あ、死ぬ。と思って本当に胃から何かがせり上がってきたのだった。
もらい嗚咽を何人かしていたけれど、それが誰かもわからなかった。
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むむ◎(プロフ) - ニムさん» ニムさん、コメントありがとうございます^^そう言って頂けて本当に嬉しいです。ありがとうございます！ (2019年8月12日 0時) (
レス) id: 70a6965a98 (このIDを非表示/違反報告)
ニム - 続き楽しみにしています!ドキドキしながら更新待っています^^ (2019年8月2日 22時) (レス) id: 27952bddbb (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - むむ◎さん» もしあやなんと将軍ちゃんが出会ったらどうなっちゃうんだろうとドキドキしております笑 (2019年5月6日 15時) (レス) id: 9c1b486e05 (このIDを非表示/違反報告)
むむ◎(プロフ) - 椿さん» 椿さん、コメントありがとうございます！しばゆーいいですよね、でも中々しばゆーのお話がないので、共感してもらえて嬉しいです(*^^*) (2019年4月29日 18時) (レス) id: 70a6965a98 (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - し/ば/ゆーとの関係性がすごく好きです！更新楽しみにしています！ (2019年4月29日 17時) (レス) id: 9c1b486e05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むむ◎ | 作成日時：2019年4月27日 0時
