ネズミ様の過去～マジすか学園‘センネズ‘～ (ページ9)

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センネズ８【おたべside】ページ9

センター「ぁあ……………っ」

センターが泣きそうになっとる。まぁ…そうなると思っとった。
ネズミは頭に包帯巻いて、左足・右腕が骨折、そして…………「酸素マスク」やからな…

バンジー「見てられないだろ。」

センター「A…………………」

おたべ「泣きたいやろ？」

センター「私は…………………泣かない。」

おたべ「そうゆうと思ったわ」

センター「お前はAがこんな姿になってるのに…悲しくないのか？」

おたべ「悲しい。せやけど…今、悲しんでもなぁしょうがないやろ。」

センター「そうか…」

また、センターが泣きそうになっとる。泣きたいんやろなぁ…

センター「うぅ…グスッ…」

おたべ「泣かないってゆうたやろ？」

センター「泣きたくないけどっ！…泣いちゃうんだよぉ…グスッ」

おたべ「泣きたいなら、泣いたらええ」

センター「おたべ…あり…がと…うぁぁぁ～～～～～～～！！！うえぇ～～～～～～～～！！」

センターが床に倒れこんで、泣き崩れた。

おたべ「ネズミのことやから、すぐにまたフラッと現れる。すぐ、目覚ますで！」

センター「私は…何も出来ない…Aを助けることも出来ない…Aの代わりにもなれない…」

何も出来ない…
そうでもなさそうやけど…

バンジー「そうじゃないと思う。」

うちのセリフ…バンジーにとられたわ。

センター「えっ？…だけど私は…Aを助けれなかった！何も出来なかった！！これのどこがそうじゃないと思うんだよ！！」

バンジー「だから…今だって、ネズミのことで泣いてるじゃん。悲しんでるじゃん！センターは、何もしてないわけじゃない！」

おたべ「バンジーのゆうとうりや。」

センター「…っ…」

バッッ！

おっと…いきなりたたんくても…
びっくりするやんか！

センター「今日は帰る。」