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幸せだ。幸せ。最高に幸せ。
プレゼント1つでここまで浮かれる自分に苦笑してしまうが、でも気持ちは無視できない。
Aを送り届けた日に必ず通る帰り道。
徐々に明るくなっているのは夏が近付いている証拠だろう。
出会ったばかりの日は今より暗く寒かったというのに、月日の流れは早い。
それに残酷だ。
まだまだ足りない。
もっとAといたいのに。
もう帰るなんて早過ぎる。
ミサンガをひと撫でして、思い返す。
『願い事、決まってる？』
決まってるよ。
きっと本当のスパダリならAの幸せを願うんだと思う。
無病息災で暮らせますようにとか、これ以上配信が荒れませんようにとか、Aのことだけを考えた願い事を唱えるんだと思うんだ。
でも俺は性格悪いからAのための願いは考えなかった。
ずっと一緒にいたい。
離れていても心のどこかで繋がっているような関係でありたい。
Aの全てになりたい。
月並みで、独りよがりな願い。
自覚してるけど早く切れてほしい。切れてくれ。
つけることができなくなるのは悲しいけど、でもそれ以上に叶ってほしくてたまらないんだ。
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Ayaka(プロフ) - 初めまして。とても素敵な作品をありがとうございます。構成や感情表現が綺麗で、読んでいく度に惹き込まれます。先の展開が凄く気になって楽しみです！お身体に無理をされず、しりお様のペースで書いて頂ければと思います。これからも応援しています！ (2022年3月22日 19時) (
レス) id: 11c194713d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しりお | 作成日時：2022年3月10日 19時
