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「おじじ、EA壊してよ」
「無理だよ！ 相変わらず無茶言うな〜」
「なんで？ CRのオーナーなのに？」
「俺にはそんな力ありません」
「じゃあもう俺がオーナーやってあげるわ」
「ダメダメ！ 絶対ダメ！」
discordでおじじと通話をしながらせっせと書類を作っているが全く終わらない。
作業スピードは落ちていないのに進んでないように感じてしまう。
「あー、
「Mondoどうしたの、めっちゃ怒ってるじゃん」
「普通怒るってぇ！ なんでこれ俺1人でやらなきゃいけないの！ めっちゃ多いよ！」
「だってみんなは他の仕事で忙しいから……。お金たくさんあげるから頑張って？」
「当たり前だよ、それ。もう意味分からん。EA消えろ〜」
本来なら今頃Aとデートしていたのに、クソEAの書類提出が遅いせいで……。
昨日、また明日も会おうと約束したのに、なんで仕事なんかしているのか。
馬鹿馬鹿しくなってキーボードから手を離し、スマホを触る。
一番初めに開いたアプリはLINEだ。
Aとのトーク画面を開いて最後にした連絡を見る。
Mondosigoto owaranai
kyou aenai
gomen
Aだいじょうぶ
しごと ふぁいてぃん!
……早く会いたい。
まだまだ話し足りないから。
帰国する最後の日まで傍にいたいから。
「あー、配信したい」
「……Mondo、今なんて？」
「えっ？」
「今なんて言った！？」
「配信したい？」
「戻ってきてくれるの！？」
「あれ？ 言ってなかった？」
「言ってないよ！？ 早く教えてよ、そういうことは！！ その仕事終わったらすぐ準備しよう！」
……俺はいったい いつ休めるのか。
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Ayaka(プロフ) - 初めまして。とても素敵な作品をありがとうございます。構成や感情表現が綺麗で、読んでいく度に惹き込まれます。先の展開が凄く気になって楽しみです！お身体に無理をされず、しりお様のペースで書いて頂ければと思います。これからも応援しています！ (2022年3月22日 19時) (
レス) id: 11c194713d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しりお | 作成日時：2022年3月10日 19時
