はじまりは突然side:光 ページ5
平日のお昼前、コンビニで昼飯と晩飯気になった新商品をチョイスして外にでると、女性に声をかけられた。
”光”と呼び捨てられたのが気になったがそういうファンも多いため、あまり気にせず対応しようと顔を見たら懐かしい面影と重なった。
関東の大学に進学したあとは広告代理店に就職したのだとメールと母からの話で聞いてはいた、しかしいつも明るく芯の強い印象のあったAはいまここにはいなかった。
普通の人からみたらわからないかもしれない、自分の気のせいかもしれなかったが、Aはやつれているような印象で、カフェオレを持つ手は細くて折れそうだ、目の下も化粧こそしているがうっすらとクマが影を落としこのままではどこか遠くへ行ってしまうのではないかと思わせてしまうほどだった。
仕事をやめることにした
Aからその事実を聞いてすこし驚いた、Aは責任感が強く物事を簡単に投げ出すような子じゃなかったからだ、ブラック企業という言葉もよく耳に入る昨今だがそこまで追い込まれてしまったのだろうか。
大丈夫じゃないかもと弱々しく呟くAを見て、このままではだめだと一緒に食事をする提案をした。
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シリカ(プロフ) - きゃんさん» ありがとうございます…!遅筆ですがしっかり完結させたいと思っております…!今後もがんばります! (2019年8月25日 20時) (レス) id: 715e177fed (このIDを非表示/違反報告)
きゃん(プロフ) - 更新待っていました!お忙しいとは思いますが、頑張ってください!楽しみにしています。 (2019年8月25日 5時) (レス) id: 68aae87022 (このIDを非表示/違反報告)
シリカ(プロフ) - もなさん» そう言っていただけてとっても嬉しいです!これからもがんばります…! (2019年7月9日 20時) (レス) id: 715e177fed (このIDを非表示/違反報告)
もな - シリカさんの文章 とても読みやすくて面白くて大好きです……!ゆっくりと更新を楽しみにしております (2019年7月9日 2時) (レス) id: 23768f9cf5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シリカ | 作成日時:2019年6月21日 15時