【消え失せていく信頼と絆】《銀魂》

第30訓 ページ33

新八side




次の日、ちょうど銀さんが出かけていた時間に
神楽ちゃんにAさんのことを話した


新八｢神楽ちゃん……驚かないで聞いてほしいんだ｣


神楽｢何アルか
改まって気持ち悪いアル｣



新八｢………｣



神楽｢何かあったアルか…？｣



新八｢…Aさんのことなんだけど｣


神楽｢そういえば、最近見かけないアルな






もしかして江戸から出ていっちゃったアルか…？

杏実香のせいで…｣



新八｢そうだったらよかったんだけど……









Aさん……
実は3ヶ月前に亡くなってたんだ｣





神楽｢は…？
何言ってるアルか……新八


そんな嘘 誰が信じるネ！！｣


神楽ちゃんは机を叩いて、そう言った



新八｢嘘じゃないんだ！
本当なんだよ…

近藤さんが姉上に教えてくれたんだ｣


近藤さん、最近元気なくて
ストーカー行為もしてこないくらいだから
何かあったんじゃないかって思ったら

Aさんが…亡くなってたって





神楽｢何で…何でヨ……
Aが死んだなんて信じたくないアル｣



新八｢僕もだよ…｣


神楽ちゃんにAさんのことを話し終わったと同時に



銀時｢たでーま｣


銀さんが帰ってきた



ちなみに
神楽ちゃんは机に突っ伏して泣いている







銀時｢何やってんの？
つか、何したんだよ






はっ…！
新八 もしかして…お前｣


新八｢何を想像してんだよアンタ…｣



銀時｢何って…ナニ？←
つか、今日はツッコミうるさくねーな｣



そりゃあ、そうですよ
落ち込んでますし







すると、いきなり神楽ちゃんが
スッと立ち

神楽｢…銀ちゃんは
Aのことどう思ってるアルか？｣


と銀さんに聞いた
神楽ちゃん…顔を俯かせながら聞いたもんだから、表情が分からない





銀時｢え？何何？
いきなり何なんだよ｣


神楽｢いいから答えろヨ…｣


若干怒り気味の神楽ちゃんがそう言う



銀時｢ハァ……
アイツなんか嫌いだっつの

俺らのこと裏切ったっつーのに、のうのうと暮らしやがってさ
早く死ねって感じだよな




んでも、最近見かけねぇな
真選組にも江戸(ここ)にも、居場所なくて耐えきれなくなって死んだか？ｗ



ま、それはそれでせいせいす((神楽｢うああああ！！｣



銀さんが何かを言いかけた瞬間、神楽ちゃんは声を上げながら銀さんを殴った

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