【消え失せていく信頼と絆】《銀魂》

第27訓 ページ30

近藤side




手紙の内容は 色んな話でいっぱいだった
そして途中途中、字が薄れていたりしていた





きっと 書くのに時間がかかっただろう
と思いながら 俺は読んだ







手紙の内容は こうだった








¨近藤さんへ



近藤さんがこの手紙読んでる頃には、私は もういないですね
↑ベタですよね、ごめんなさい


近藤さんには 色々とお世話になりました
私が入隊してから すぐ優しくしてくれて、
まるでお父さんのようでした




いきなりですが
この手紙で打ち明けます
実は私、攘夷戦争に参加していました
だから高杉晋助や桂小太郎とも、顔見知りでした

今回、杏実香ちゃんが攘夷浪士の娘だと教えてくれた とある人は 高杉晋助でした
さすがに言いづらかったので伏せましたが



杏実香ちゃんが今後、どういう行動に出るか分からないので 山崎と終兄さんと近藤さん
3人で杏実香ちゃんに注意して
真選組を守ってください



ちなみに私のお骨は気にしないでください
看護師さん達に、海に流すよう頼みました
火葬は、きっと近藤さんが病室へ来た時には とっくに終わっています

そう仕向けました
迷惑かけたくなかったので






最後になりますが、
近藤さんにお願いがあります

私が死んだこと
山崎と終兄さん、近藤さん以外には知られたくないです
というか、銀時達に言わないでください




そして
真選組を守ってくださ ぃ¨









読んだ後、水が頬を伝ったのが分かった






娘のように可愛がった
局長補佐にしようと思っていた







俺はAちゃんに何もしてやれなかった…







後悔ばかりが押し寄せてくる





そして トシ達に少しだけ、怒りが湧いてくる









でも、Aちゃんに 死んだこと伝えないで と言われている


怒りは抑えなければならない









とりあえず 山崎と終には
伝えないとな…

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