【消え失せていく信頼と絆】《銀魂》

第20訓 ページ23

あ｢ストレスからくる心臓病…余命2週間……
長いですね｣


近藤｢長い！？
2週間だぞ！2週間！

短いよ、Aちゃん…｣


あ｢そんなに生きなきゃないんですか…？
私、もう死にたい
死んで 松陽先生に会いたい……





先生…私、銀時達のこと信じられなかった
ごめんなさ…い ごめ…なさい｣


近藤｢Aちゃん…泣かないでくれよ｣




人前で泣くなんて…私 随分弱くなったなぁ
あ、はは





あ｢ね、近藤さん…
私があと2週間しか生きれないこと、誰にも言ってないですよね？｣


近藤｢ん？
あぁ、まだ言ってないけど｣





あ｢なら、これが私の最後のお願いだと思って聞いてください




私が心臓病だってこと、余命2週間だってことは誰にも言わないでください
副長や沖田君、銀時達にも絶対言わないでください



杏実香ちゃんと私のことについての事実を知っている 山崎とか終兄さんにも、言わないでください…



このことは 私と近藤さんの秘密にしてください…｣


近藤｢でも、Aちゃん｣


あ｢多分、副長や沖田君…他の隊士達は 私のことなんて どうでもいいって思ってます
銀時達も同様です


山崎とか終兄さんは心配してくれてるかもしれないけど…







もし、山崎と終兄さんに何か聞かれたら
入院してれば その内治るとか言っておいてください
お見舞いくらいは対応するので…




お願いします、近藤さん｣




近藤｢……駄目だ、と言いたいけど
Aちゃんの…最後のお願いだもんな



分かった、このことは 他の奴には言わない
Aちゃんが死んだとしても…黙っておこう｣



あ｢ありがとうございます…(ﾆｺ



ほんと、近藤さんが信じてくれてよかったです



もし、近藤さんが信じてくれなかったら
私 死んでいたのかもしれないですね…｣


近藤｢…そんな不吉なこと言わないでくれよ、Aちゃん｣


あ｢そうですよね、不吉ですよね…
ごめんなさい｣


近藤｢いや謝んないでｪｪｴｴｴｴ！？
これから笑って過ごそう！な？｣



あ｢はい！｣

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