第10訓 ページ13
皆がやめたのは、およそ10分後
飽きたとか汚ねぇとか 口々に言って、厠を出ていった
その後私は、着ていた服を洗濯し また自室へと戻ろうとしていた
近藤｢おお！Aちゃん
ちょうどよかった｣
あ｢近藤さん？
どうしたんですか？｣
近藤｢実はAちゃんに頼みたいことがあってな………って、Aちゃん痩せたなぁ
というか、最近食堂に来てないだろ
ちゃんと飯は食べないと駄目だぞ｣
お義父さん心配しちゃうと近藤さんは言った
あ｢痩せたなんて言っても、何も出ませんよ？ｗ
ちゃんと食べてますよ、甘味屋で｣
食べてるなんて嘘だ
近藤さんに迷惑かけたくなくて言ったのだ
近藤｢別にそういう意味で言ったんじゃないぞ
元々 Aちゃんは細いしな！
そうか、甘味屋で食べてるのか
よかった
最近 食堂行きづらいからな
皆 ピリピリしちゃって、まるでトシみたいだ｣
あ｢近藤さん、それ私のせいなんです…｣
近藤｢え？｣
あ｢…あ、杏実香ちゃんに仕事を押し付けてるバカな私のせいなんです…！｣
泣くのを堪えながら私は言った
事実を伝えるぐらいなら、いっそ嘘をついた方がいい
精神的に辛いことだけど、今後生活していくのに問題ない
杏実香ちゃんとか副長とか、他の隊士達から 報告は受けてるだろうから
それが¨事実¨だと思ってるんだろう
近藤さんが信じてくれなかったとしても、別に気にしない泣かない
近藤｢…Aちゃん
俺は何年間、Aちゃんを見てると思う？
俺はトシ達と違って、Aちゃんを信じるぞ
俺の娘みたいな感じだからな！ハハハ！
つか、娘にしたいなぁ！
だから自分を責めるんじゃない
自分を責めてもいいことなんて無いからな(ﾆｶｯ｣
あぁ、だからこの人は色んな人に好かれて信頼されるんだ
あ｢ありがとう…近藤さん
やっぱり近藤さん好きだよ｣
近藤｢それ告白！？｣
あ｢断じて違います
尊敬の意味で…です
それと ¨私の育ての親¨に少し似てるからです｣
¨ねぇ、松陽先生。
松陽先生は私のことどう思ってるのー？¨
¨どう…ですか
そうですね……私の娘みたいだと思ってますよ
ていうか、いっそ娘にしたいくらいです¨
¨娘？ほんと！？
私はね、松陽先生のこと＿＿＿＿だと思ってるよ！¨
あれ？
あの時、私 なんて言った？
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エコー - 私も今更見たんですが、マジで感動しました…！めっちゃ号泣してました！！どうかこれからも頑張ってください！！ (2018年10月2日 3時) (
レス) id: 09ef3f38bf (このIDを非表示/違反報告)
日月 あこ(プロフ) - 今更ですが…とても感動しました。涙を拭いても溢れて、こんなに号泣したのは久しぶりです。これからも頑張ってください！ (2018年9月10日 15時) (レス) id: ed07321eaf (このIDを非表示/違反報告)
しらす。(プロフ) - こんばんは。初めて作品で泣いてしまいました。本当に素晴らしいです！今更ですが、素敵な作品と作者様を見つけたのでコメントを残させて頂きます。これからも頑張ってください！ (2017年6月21日 0時) (レス) id: 2ef1bf233c (このIDを非表示/違反報告)
ハル - 目元から涙が溢れて止まりません・・・ こんなにも素晴らしい作品を作ってくださり、本当にありがとうございます！ (2016年11月27日 0時) (レス) id: ff365d4547 (このIDを非表示/違反報告)
真波君が嫁の鈴(プロフ) - 目から冷却材が溢れ出てきましたｧｧｧｧｧｧ。読んできたシリアス小説で一番泣いたと思います← ありがとうございました←← (2016年7月8日 0時) (レス) id: d77b4d0903 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蝶之 | 作成日時：2016年3月25日 18時
