〜4話〜 崩れていくもの ページ4
−・・・かと思っていた。
少し走ると向こうから馬の足音が聞こえてきた。
しかも複数。
土煙が上がる。すごい勢いでこちらに迫ってくる。
よく見ると馬の後ろには大きい荷車が繋がれていた。
先頭に立つ大柄な男が手綱をひき、止まった。
「おいっ!ここにいるクソ汚ねぇクズどもぉ!!」
何事だと家から人が出てくる。
「俺らに何のようだ。」
「、、、ちょっとお願い事があってなぁ。」
「、、、、願い事?」
「あぁ」
(『なんかマズそう、、、』)
「よぉく聞けえ!!!今から人狩りを始める!!!」
『はっ、、、?』
皆がザワつき始める
「ただし、狩るのはじじいやばばあ、大人全員だぁ!!
子供は生かしてこの荷台に乗せて連れて行く!」
『そ、そんなっ、、、!!』
大人、子供が関係なくいっせいに逃げ始める。
「うわあああああああ!!!!」
「きゃあああああ!!」
馬から大柄の男の仲間もゾロゾロと降りて
逃げる人達を追いかけ、手に持っている凶器で大人たちを次々に殺していく。
『 ! お、お母さんは、、、!?』
私は大勢の人を掻き分け逆方向に走る。
『はぁ、はぁっ、、、はぁ、、、お母さん!!お母さん!!』
わずかに私を呼ぶ声がした
「A!!」
お母さんの声、、、!
『お母さん!! どこ!? どこにいるの!!?』
「A!!A!!」
私の名前の他に何か叫んでいるように聞こえる
「A!!来ちゃだめ!!逃げて!!」
『、、、、!!』
、、、見つけた
私の目の前にお母さんがいる。
そして大柄な男がいる。
お母さんは前髪を掴まれ、首筋には剣が突き当てられている。
「A!!]
「おっと、面白い展開になったなあ。そこのガキの母親か?
可愛そうに、お前の母親は今から殺されるんだよ。
お前の目の前でな!がははははははっ!!」
男はグイっとお母さんの顔をあげる。そして剣を大きく振り上げた。
『やめて!!殺さないで!!』
「逃げなさいooo!!!」
男は容赦なくそのまま剣を振り下ろした。
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松に鶴 - ロナ姫の絵、うますぎてほんとびっくりしました!!いったい何を食べたらこんなに神がかった、もはや神々しい絵を描けるんですか!?!?ほんとうらやましいです…(*/□\*)私は棒人間しかかけません…お話も面白いし、最高です!!応援してます! (2017年9月27日 0時) (レス) id: dcb61f04ab (このIDを非表示/違反報告)
空ノ彼方(プロフ) - マアクさん» ありがとうございます!いやいや、そんなことないですwもっと上手くなれるように頑張ります\(^o^)/ (2016年8月30日 15時) (レス) id: 53bd7b58c1 (このIDを非表示/違反報告)
マアク - 絵がとてもお上手なんですね!羨ましいです!これが下手な絵だったら私の画力が大変な事に……。これからもぜひ頑張って下さい (2016年8月29日 4時) (レス) id: fd3012be44 (このIDを非表示/違反報告)
空ノ彼方 - 泣き虫*シズクさん» いいですよ!お友達! (2016年4月2日 9時) (レス) id: aed574a5bf (このIDを非表示/違反報告)
泣き虫*シズク - ごめんなさい。二回も押しちゃったみたいです… (2016年3月28日 22時) (レス) id: 1842d488c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:空ノ彼方 | 作成日時:2016年1月23日 9時