赤髪の白雪姫 〜。＊snow fairy＊。〜（１）

〜２５話〜　恋仲（２） ページ30

『、、、あ。』




「どうしたの？A。」




『手、このままだった、、、。ちょっと薬室行って来るね。』



すると、ゼンの肩が少しピクリと動いた。



(『ほほーう、、、。』)



『ゼン殿下、一緒に白雪殿のところに行きますか？』



「！、、、有難いお誘いだが、仕事がたまっているのでな。
また時間があるときに頼む。」



『了解。殿下。、、、、それじゃあ少し行って来ます。』



「あ、A嬢！俺も行きますよ！」



『オビも行くの？怪我してる訳じゃないんでしょ？』



「まぁ、ちょっと息抜きにね。」



『そっか。じゃあいってきまーす！』



パタンと扉を閉めた。


『ねぇ、オビ。』



「なんだい？A嬢。」



『オビは付き合ってる人とかいないの？』



「突然だね。どう思う？」



『うーん、、、わかんないなぁ。オビって好きな人とかいても教えてくれなさそう。
あと、嘘つくのうまそうだし、、、。』



「一言余計だよ。A嬢。ちなみに言っておくけど俺、嘘とかつかない派なんで。」


『本当に？』



「もちろん。」


『じゃあ、ゼンに仕える者同士ということで信じてみようかな。』


「ははっ、なんだいそれｗ」

〜２６話〜　恋仲（３）→←〜２４話〜　恋仲

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す