吸血鬼少女は断固反社お断りしたい【梵天】

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「まぁてやゴルァアアアアア！！！！

『待てって言われて待つバカ居ないだろ！！！』




わたしは御年160歳、吸血鬼のA！！蘭ちゃんに連れられて来た場所はなんかすんごい既視感のある建物もとい日本最大の反社会的組織”梵天”の超高層ビルだった！！


そしてわたしは今、いつぞやのピンク頭に追いかけられている。


窓には全て内側から鍵があかないような設計が施されており、その上防弾ガラスで壊そうにもあとが怖くてできない。


だから必要最低限の力でこのピンク頭から逃げるしかないのだ。




『しーつーこーいーぞ！！！』

「さっさと止まれや！！！」

『いーやー、って人！？避けて避けて！！！』

「えっ誰」

「灰谷弟ォ！！！そいつ捕まえろ！！！」

「え、あ、おう」

『ぬわーー！離せーーーっ！！！』





×××





『なんで前より拘束多いんだよ！！』

「オマエ鎖千切って逃げるから」




目の前にはいっそ気持ちのいいくらいの笑顔をする真っ白頭。




『……逃げてもいいか真っ白頭』

「ぶはっ、真っ白頭って……」

「オマエ、なんつう口聞いてんだ殺すぞ！！！」

『わたしは殺しても死なないぞ』

「っふ、三途、良いから良いから」

(マイキーめちゃくちゃ笑ってんじゃん…)

『ていうか蘭ちゃん、此処の奴らとグルだったのか！？』

「グルとか人聞き悪いな、ナカマだよ♡」

『意味変わらんわっ！！』

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