Love Story (ページ25)

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昨日までは点滴で栄養を取っていたけど今日からは
ごはんが食べられる

玉「はい、Aのごはんだよー」

「ありがとう、裕太くん」

いきなり固形の物は食べられないからしばらく
ごはんはおかゆだ

玉「どう？スプーン持てそう？」

右手は包帯グルグル巻きだし、左手もしばらく
使っていなかったから上手く動かせない

やっとすくったおかゆも口元に持っていく前に
手が震えてこぼれてしまう

「ごめんね。上手にすくえない…」

玉「大丈夫だって！

　明日からリハビリも始まるし
　すぐ上手く動かせるようになるよ！

　ほら、今日は裕太くんが食べさせて
　あげましょう」

そう言った裕太くんから数口分食べさせてもらった。

玉「なんか懐かしいな」

「え？」

玉「A、昔さすごい甘えん坊で熱の時いつも
　おかゆ食べさせてたんだよ

　かわいかったなぁ」

「そうなんだ…」

そんな話をしていると裕太くんの電話が鳴った

玉「…はい、分かりました

　すぐに行きます

　ごめん、A

　呼び出されちゃった

　すぐ戻って来るからちょっと待ってて！」

「うん、大丈夫だよ

　いってらっしゃい」

裕太くんが出て行って少しするとドアがノックされた