よん ページ6
「お前どこの組の差し金やおおん?」
「若様に何をしようとしたんだゴルァ!」
よくいそうな人相の悪いサングラスをかけたつるっぱげのおっさん。
そしてイケメン、、、だけどちょっと損してそうな男
に囲まれているフードを深く被った男の子。
傍から見ると少し、いやとても危ない状況である。
男の子にどこの組のもんやと怒るのはどうかとおもうが、、、。
「いや僕一般人です!どこの組のもんとか、若様?って誰なのかさえわからへんし!!」
「嘘つけえ!正直に言わんと顔面潰してコンクリに埋めんぞ??」
「嘘なんてついてへんっわ!?」
「てめえっ!!」
「テツ、お座り」
「……わん」
意識を失い眠るように倒れた涙が目を覚ましたようだ。
「わ、若様!!?お体は大丈夫なんですか!!?」
「大丈夫や、そんな大したことあらへん。でもやテツにヨリ、いくらそう見えたからって堅気に手を出すんはお門違いや。」
「ですが!!」
「ですがもクソもあらん、そんなん知らん。この人、、、、あー、失礼やけど名前なんや?」
「颯太やけど」
「颯太はんは自分の恩人や。ちゃんと介抱してくれたんや、どこのもんかわからへんのにただの赤の他人やのに、しっかり介抱してくれてんよ。あんたらのちっぽけな頭でも、この先言うことは分かるやんねぇ?」ぷんすこ
「「は、はいっ!!(やべぇ、若様かっけぇ。いやもう、訛りが強い=めっちゃ怒ってる証拠やねんけど毒吐いてるけどぷんすこ言ってる可愛い)」」
「あんたらほんまにわかっとん??」ぷんすこ
「へい!」
「ほんま??ほんまに?不安やから一応言うとくけど、うちのシマやからて暴れるんちゃうぞ」
「了解しました若様/涙様!」
「さて、颯太さん。僕の家じゃないんだけど、父の実家の伊瀬家に来ない?」
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