【白鳥沢】彼女がマネージャーをやっている理由 2

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天童「Aって、もう俺らのこと許してくれないのかなぁ」

牛島「………」

瀬見「………」

山形「………」

大平「………小野川次第じゃないか？」

天童「まー、そーなんだけどさぁー」





寮への帰り道、唐突に天童が爆弾を投下し、黙り込む一同。





天童「でもさ、最近はちゃんと口聞いてくれるジャン？若利くん以外」

山形「…確かに、今日も進路希望聞いたときふつーに喋ったな」

天童「お？隼人やるぅ〜」

山形「あいや、…つい、な」

瀬見「…あいつ、どこ行くつってた？」

山形「まだ決まってないってよ」

瀬見「…そうか」

大平「マネージャーだと、進路困るよなぁ…」





それに皆が頷くも、ただ一緒にいただけではない小野川の進路先を案ずる。





天童「ケド、若利くんより頭良いのに就職は勿体ないよねぇ…」

牛島「俺も小野川が就職は、惜しい存在だと思う」

天童「おお！？若利くんも？」

牛島「ああ、あの大平が怪我したかわからない時、あの判断ができるのは早々いない。それがいなくなるのだから、惜しい存在だと思う」

大平「あの時はなぁ…あのあと、小野川を恨みかけたが…今となっては本当に感謝しきれないよ」

山形「けどあれ、1番こわかった気がするわ…」

大平「俺も気圧されて負けたからな…」

天童「若利くん、さっきのAに言わないの？」

牛島「…俺が言ったところで、小野川には逆効果だろう」

天童「んーそっかぁ…最近は絵真ちゃんのおかげで丸くなったんだけどねん」

山形「…あー！確かに！羽根沢さん来てから小野川丸くなったよな！」

瀬見「…変わらないと思ってんの俺だけか…？」

天童「あれは愛情表現じゃない？」

瀬見「じゃあ白布のも…？」

天童「それは絶対違う」

瀬見「どっちだよ！？」

牛島「…俺は、全てが終わったあと、小野川に謝ろうと思う」





皆が話す中、1人少し考えていた牛島は宣言するように言う。





牛島「ただ…許してもらおうというよりは…俺は苦しい想いさせながらも、最後まで付いてきてくれた小野川に礼を言いたい。ただそれだけだ」





その牛島の言葉に、皆は顔を合わせると





山形「…そうだな、俺達に気持ちはわからんが…小野川にはみんな世話になったしな」

瀬見「許す許さないとか、今に始まったことじゃねーしな！」

大平「例えそうじゃなくても、若利だけじゃなく俺達も言いたいからな」

天童「ダネ、みんなで謝って、みんなでありがとー！って言おうネ！」





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