告白（you side） ページ26
ジヨンの家に帰り着くと、2人でテーブルを挟んで向き合って、ジヨンのお説教が始まった
「…ねえ、俺さ、落ち着くまでうちに住もうって言ったよね。
なんであんな危ない真似したの？
俺のこと嫌い？信用できないから逃げたの？
それとも、男捕まえて体で食ってく気だった訳？」
「…違う！！ジヨンを巻き込みたくないから出たの…ジヨンは彼氏でもなんでもないのに、匿ってもらったせいでまた変なスキャンダルに巻き込んだら最低だもん！！！」
むかついて、溜まってた言葉を全部吐き出した
あーあ、私嫌われちゃったかな
ジヨン、ムッて顔してるし
「じゃあ、俺が彼氏だったら良かったわけ？
…あのね。俺さ、Aのことが好きなんだよ。
じゃないと、コラボ曲だってつくらないし、仕事放り投げて日本まで迎えに行ったりしない。だから、今日から家に帰ったらAがいるって考えるだけで嬉しかったのに。」
「え…それ、ほんと？」
「ほんとに決まってるじゃん。だからさ、付き合ってよ。…それとも俺じゃ、だめ？」
ぽかーんってなって、言葉が出てこない
1番好きな人から1番聞きたかった言葉がぽーんっと出てきたんだから、戸惑ってしまって
それに、もうアイドルじゃないから、恋愛だって自由なんだ
アイドルじゃない今なら想いだって伝えられる
はやく答えなきゃ
「私も、ジヨンのことが好き…付き合って｣
「ほんと？…良かった。(笑)じゃあ、今日からAは俺の彼女だね(笑)」
「うん。今日からジヨンは私の彼氏だね」
するとジヨンが私の方に来て、ぎゅっと抱きしめてくれた
「スキャンダルにクビ、 色々あって心が辛いでしょ？
…もう大丈夫だから。｣
「ジヨン…今日はごめんなさい。そしてほんとにありがとう。これからもよろしくね」
疲れたから、その日はジヨンと2人ではやく寝た
その日は隣にジヨンがいる安心感からか、久しぶりによく眠れた気がした
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作者名：こっぺ | 作成日時：2017年4月21日 18時
