支え（you side） ページ21
「…A？…A起きて？」
「…んん…あっ、ごめんなさい！！」
寝てたらいつの間にか、目的地に着いたみたい
車から降りると目の前には超高層マンション
「えっ、ここ、どこ…」
「とりあえず俺の家行こ？事務所連れてったらメンバーに何されるか分からないし、」
待って、ここジヨンの家？！？！
「ほら、ついてこないと野宿になっちゃうよ？(笑)」
「えっ、あ、お邪魔します…！！」
「まだ家の前にも来てないけど。(笑)」
スタスタ歩いていくジヨンを早足で追いかける
いやー、やっぱり住む世界が違う人だわ…
「どーぞ」
「今度こそお邪魔します…」
「今度こそって(笑)」
ジヨンの部屋はまさかの最上階
しかもすごく広いし綺麗！
「じゃ、これで住むのにいるもの買ってきて？」
「へ？」
ジヨンが渡してきたのはまさかのブラックカード
「いや、なんでブラックカード？！それに1泊するのに必要なものぐらいスーツケースに入ってるし…！」
「ほら、ここ男の家だから。多分女の子が住むにあたっているもの揃ってないよ？」
「え、住む？」
「さっき、落ち着くまでいるって言ったよね？」ﾆﾔﾆﾔ
「あー、…そういえば、そうだったっけ…」
「ホテルだとパパラッチとかに見つかっちゃうかもしれないから、俺ん家に居てよ！」
はあああ？！？！？！
彼氏でもない男の人と同居なんて……
私が無理！！しかも相手がジヨンなら尚更恥ずかしくて無理！！
「俺、今から仕事だから、買い物行って、そしたらここで大人しくしてて。夜ご飯は一緒に食べれると思うから」
「いや、でも人の家にずっと居座るのは流石に申し訳ないし…」
「いいの！！！じゃあ一つだけ。夜ご飯だけ作ってて！！それが家賃代わりね！(笑)行ってきまーす」
「ちょっとまってよ、ジヨ…」
バタンっ
私の言葉も聞かずにジヨンは仕事へ行ってしまった
…待って、クビになって、好きな人が迎えに来て、今現在同居なんて、
…私の人生本当に大丈夫なの…？？
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作者名：こっぺ | 作成日時：2017年4月21日 18時
