呪い8 ページ9
Aside
「ふんふん♪」
私、今日はもの凄く機嫌がいいです。
何故なら!
明日から「夏・休・み」なんです!
えっ?
時間が早い?
小説なのd(((((
…気のせいです!
15分前まで元気だった自分を殴りたい。
目の前に座る白髪の男を、睨みつけながら心底そう思った。
母「だから、娘はもう高校にも通ってますし、急に転校なんて出来ません!」
五「いやぁ、でもねぇ、お母様は自分の娘が呪いに殺されても良いんですか?」
柊「だから!この家に居る限り平気なんだよ!」
五「うーん、あの玄関の札でしょ?見たら分かるけど…あれ、そろそろ意味なくなるよ」
母「まだまだあるので!」
五「いや、量とかじゃないんですって」
母「あー、もうっ話になりません!」
そう言って電話を掛けるお母さん。
母「あっ?お父さん?今すぐ家に帰って来て……仕事ぉ?娘の一大事よ!至急、帰って来て!」
電話を切り、五条という男の方を見据えるお母さん……控えめに言って怖い。
五「ねぇねぇ、君は呪術を学んで人を助けたいとは思わないの?」
私の方を見てそう問う。
「別に、手の届く範囲の、親しい人以外を助けようとは思いません」
五「ふーん」
それ以外の人を無差別に助けたいなんて、嘘でも言えない。
私はそんなに優しい人間じゃない。
目の前の男を睨んだ。
バタン、という音が聞こえた。
お父さんが車から降りてドアを閉めた音だろう。
バタン、ガタンと慌ただしい音がする。
父「A!」
リビングに父が入って来た。
母「貴方早かったわね」
母が続ける前に父が遮った。
父「母さん、僕は認めないよ!絶対!Aに彼氏なんて!」
「「「はっ??」」」
ハモりました。
「いやお父さん、違うよ?」
父「えっ?えっ?」
母「はぁー、Aの力の話よ」
父「あぁ!あの…呪術だろ?義母さんの言ってた」
母「そう!それ!」
五「へぇ、呪術についても知ってるんですね」
母「えぇ!知ってますとも!」
「私知らない」
柊「俺も」
父「父さんも、実はあんまり分かってない!!」
母「…はぁ」
父「ん’’んっ、取り敢えず!娘が嫌がっているなら許可出来ません」
五「うーん、困ったなぁ」
「私は!転校するつもりも、呪術師になるつもりもありません!」
五「本当に?」
「はい!ていうか、しつこいですよ!」
夏「本当にしつこいね、悟」
おっ?
五「は?お前…なんでいるんだよ…傑」
知り合いなんて聞いてないです、まる。
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りりり ( ´・ω・)(・ω・` )(プロフ) - 白玉さん、イベント参加ありがとうございました!遅くなってしまい申し訳ありません🙏 今は更新停止されてるのかな…?自分のペースで頑張ってくださいね!応援しています! (2023年3月17日 10時) (レス) @page16 id: e5e3b6af7f (このIDを非表示/違反報告)
白玉(プロフ) - 更新開始しました! (2022年12月5日 12時) (レス) id: 3af36e71eb (このIDを非表示/違反報告)
白玉(プロフ) - 作者です。色々な理由で更新出来なくなりました。本当に申し訳ないのですが更新停止とします。 (2022年3月12日 10時) (レス) id: 3b263c04f4 (このIDを非表示/違反報告)
白玉(プロフ) - ニャーみさん» ありがとうございます! (2022年2月28日 17時) (レス) @page12 id: 3b263c04f4 (このIDを非表示/違反報告)
ニャーみ - 面白いです!頑張って下さい!!!!! (2022年2月28日 15時) (レス) @page12 id: 1115dfc54e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白玉 | 作成日時:2022年2月8日 11時