呪い4 ページ5
夏油side
静まり返った部屋。
静かで落ち着く、といえば落ち着くが…
何せやることがない。
部屋にある本は、教科書やら少女マンガやら何かの小説やらで読む気にもならない。
部屋から出るな、と言われた手前外に出る事も出来ない。
夏「はぁー」
溜息ばかりついていると幸せが逃げる、と昔親友に言われた事を思い出した。
懐かしい青春の思い出。
今の姿を見たら、アイツはなんと言うだろう?
夏「呆れられるかな」
親友の事を考えていたら、部屋の扉が開いた。
お母さん(琴音)side
今日は、お仕事がお休みだから買い物に行って来た。
可愛いお洋服が沢山で、年甲斐もなく...はしゃいでしまったわ。
恥ずかしい事をしちゃったわー、と言いながら愛娘の部屋に入る。
今日買った可愛いお洋服を、置きに来たのだけど...
袈裟を着た男が居るのよね、普段なら無視するんだけど…ねぇ
可愛い娘の部屋に幽霊、放って置けないわ。
母「ちょっとそこの貴方、どうして私の娘の部屋に居るの?出て行って頂戴!」
一生懸命、怒ってます感を出してるけど…向こうはニコニコと笑っているだけ。
夏「奥様は私の事が見えていらっしゃるのですね...いやぁ、実に嬉しい。私は夏油傑と言いまして、生前、娘さんと仲が良かったんですよ。ほら、街の外れに寺があるでしょう?あそこの若住職をしていたんですよ。それでーーー」
母「わ、分かったわ!つまり怪しいものじゃないのね!」
夏「はい、簡単に言えば死.んでしまったので、これからは幽霊として見守ろうと思いまして」
母「へぇ、世の中優しい幽霊も居るのね」
夏「’’元’’住職ですから」
母「それもそうね」
Aside
「お母さーん、ただいまー」
母「はーい、手洗って来なさーい」
お母さん機嫌良いな、また服いっぱい買ったからだろうけど…
あっ、夏油さん大丈夫だったかなぁ?
部屋の扉を開ける……夏油さんは居なかった。
「えぇ!居ない!」
母「夏油さんならリビングよー!」
「へ?」
リビングに急いで行けば、上機嫌の母+夏油さん。
「夏油さん、何したんですか?」
母「あら、恥ずかしがっちゃって〜、傑・さ・ん、でしょう?」
「エッ、ウン」
母からの圧がヤバい。
「夏…傑さんと仲良くなりすぎだよ、お母さん」
母「嫉妬しなくても、取らないわよ」
「えっ、違うケド」
母「夏油さん、お料理が上手なのよ〜。これからは手伝ってくれるって、感激だわ〜」
===文字数((((;゚Д゚))
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りりり ( ´・ω・)(・ω・` )(プロフ) - 白玉さん、イベント参加ありがとうございました!遅くなってしまい申し訳ありません🙏 今は更新停止されてるのかな…?自分のペースで頑張ってくださいね!応援しています! (2023年3月17日 10時) (レス) @page16 id: e5e3b6af7f (このIDを非表示/違反報告)
白玉(プロフ) - 更新開始しました! (2022年12月5日 12時) (レス) id: 3af36e71eb (このIDを非表示/違反報告)
白玉(プロフ) - 作者です。色々な理由で更新出来なくなりました。本当に申し訳ないのですが更新停止とします。 (2022年3月12日 10時) (レス) id: 3b263c04f4 (このIDを非表示/違反報告)
白玉(プロフ) - ニャーみさん» ありがとうございます! (2022年2月28日 17時) (レス) @page12 id: 3b263c04f4 (このIDを非表示/違反報告)
ニャーみ - 面白いです!頑張って下さい!!!!! (2022年2月28日 15時) (レス) @page12 id: 1115dfc54e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白玉 | 作成日時:2022年2月8日 11時