お隣さんは今日もうるさい (ページ20)

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シックロプスムミダ！ページ20

取り敢えず上がってと言われたものの…

どうしよう、Aさんの家にお邪魔させてもらう日が今日だなんて誰が予想したでしょうか

「部屋まで綺麗…」

ふと口に出てしまった

やばい、一瞬そう思ったけど

「そうだな～綺麗好きなんだろうね」

よかった、ジミニヒョンは部屋の内装に夢中みたいだ

〝まで”って言ったのは聞こえなかったんだな

「うん!そうだよ、ヌナは心も中身も何もかもすべてが綺麗なんだよ～」

二ヒヒっと無邪気に笑うテヒョニヒョン

いや、やっぱりべた惚れじゃないですか

はぁ、今から二人の熱々ぶりを見せられるのかな?

…でも、誤解がどうとか言ってたよね

もしかしてただの友達とか?

少しうつむき加減で歩いてリビングまでやってくると

寝ているAさんが居た

服も乱れてないみたいだし少しホッとしたから

「ところで、Aさん、大丈夫なんですか?」

ってヒョンに聞いてみると

「んー、飲みすぎたみたい」

だって

お酒弱いのかな?

「あーでも、今さっき魘されてたから起こそうと思ってたんだった‼

　ヌナァ‼‼‼イロナァ‼‼」

いや、起こし方雑ですね

「いっつもジョングガ起こす時と同じじゃん

　もっと小さな声で優しくゆらさないと‼テヒョナ、女の子は大切にしよ」

まったく、その通りですよ

しばらくしてAさんが起きたけど…

・

・

「んぅ、ど…したの…?テヒョン…って、へ?チョンさん??と…え

　どうしてほほにぃ?」

寝起きのせいかろれつがあまり回っていないAさん

何故か部屋に居る俺とジミニヒョンの方を見て

動揺してるみたい

それより最後の欠伸可愛かったな、ほほにぃ?だって

「俺を訪ねてここ来たから上げた!」

「あんたはいつもホント…思い付きで…

　お客さん来るんだったらもうちょっとかわいい服着て部屋の掃除きちんとしてたのに‼」

「ミヤネ～‼

　でもよかったじゃん〝チョンさん”とまた会えたんだし」

「ちょ!シクロ‼

　

　あぁ、ごめんね～こんな弟でメンバーの皆迷惑してない?」

　
「「いえ、全然‼」」

二人の勢いに合わせてたらジミニヒョンとハモった

というか

え?

「もしかして兄弟??」
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