昨日家に迷い込んで来た羊(迷言) ページ19
夢主視点
空き教室を出て少しすると、前に人影が見える。
向こうも此方に気づくと、緩い声で「なるせ〜」と手を振ってきた。
なんだ、なるせの知り合いか。
『誰？あの人。』
「遠すぎて見えねぇよ。どんな感じの人？」
『クルックルのもっふもふって感じの人。遠くて見えん。』
「あぁもしかしたら、昨日家に迷い込んできた羊かも＿＿ォ＿ッ痛＿」
いつの間にか目の前まで来ていた、クルックルのもっふもふって感じの人が、なるせの頭をグーで殴る。
いいぞ、もっとやれ。
あれ？この人…朝見た気がするなぁ…
水色髪フード女と一緒に居た、紺色癖毛の眠そうな王子(笑)じゃね？
…確か…名前は……
「俺、三年の一ノ瀬彼方。彼方って呼んで。」
そうだ、三年の一ノ瀬彼方(そらる)先輩だぁ！
授業中ずっと寝てるって噂の人だぁ！
おっと、やめろ。
返事が少し遅れたぐらいで、不思議そうな顔をしないで。
ちゃんと、自己紹介しますから！
『二年の須藤Aです。よろしくお願いします、彼方先輩。』
「フフッ、よろしくAちゃん。」
うん、なんか、爽やかだね。でも……
最初の“フフッ”ってやつ、“良くできました”って意味っぽくて怖いわ。
本能的に体固まっちゃったよ。
彼方先輩は、ポケットを探っている。
取り出したのはマーカーペン。
へ？マーカーペン？
いやいや、急に怖いわ。謎すぎて怖いわ。
なるせー、タスケテー！
横に目をやると、なるせはうずくまっていた。
ヤバイ、渉先輩の精神攻撃と彼方先輩の物理攻撃で、なるせがダウンしたぞ。
「Aちゃん、今朝は連れが迷惑かけてゴメン。」
『えっ、あ、はい。』
ヤバイよ、ビックリしちゃったよ。
ビックリし過ぎてキョドっちゃったよ。
「お詫びにこれあげる。飲みかけでゴメンね？」
そう言われ差し出されたのは、飲みかけのペットボトルのミルクティー。
訳がわからず、とりあえず受け取ってみた。
飲みかけとか頭沸いてんだろ→←30000hit突破記念番外編
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千~かず~��(プロフ) - めっちゃ好きです、！！更新楽しみにしてます、！！ (2021年4月4日 23時) (
レス) id: 18a1b4d95a (このIDを非表示/違反報告)
yuna17218(プロフ) - めちゃくちゃ好きな作品です…！！！更新楽しみにしてます！！！！ (2021年2月2日 13時) (レス) id: e447f8de3e (このIDを非表示/違反報告)
まぬん(プロフ) - あああああああ！！！！めちゃめちゃ久しぶりの更新きたああああああ！！！！毎日この小説開いて待ってましたよ！ありがとうござきます！！！これからも頑張ってください (2021年1月25日 9時) (レス) id: d24847e3a9 (このIDを非表示/違反報告)
つむぐ - とっっっっっってもおもしろいです！！応援してます！！ (2020年8月9日 13時) (レス) id: 88b02305d1 (このIDを非表示/違反報告)
春の黒巫女 - とても面白いです！続きを楽しみにしています。 (2020年6月2日 21時) (レス) id: b11c8f3352 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白滝 sirataki x他1人 | 作者ホームページ：なし
作成日時：2018年7月27日 18時
