彼に会える ページ10
占い師「いいわね？はじめるわよ...？」
「...？？？」
一気に地面の感触、気温などが変わった。
？「お〜い、A？」
「ん...？」
聞きなれた声が響く。
奏「おぉ〜い、俺だぞ〜？奏だぞ〜？」
「奏？そ...そう！！」
目の前にいる彼が焦る。
私がうれしさの余り、急に抱きついちゃったからかな。
奏「っちょ、お前っ。急だぞ〜」
そんなことしてる暇なかった！！
「ねえ、奏？」
奏「ん〜？どうしたの？」
「私が未来人って聞いて驚く？」
奏「そりゃあ、驚くなあ。」
「正式には、今の私が未来人なんだけどね。」
奏「何言ってんだよｗ」
「まあ、いいや。でもね、私が今から言う事は、絶対に起こることだからね？」
奏「うん...」
「奏はね、あと5分後に事故に合うの」
奏「...は？」
「でね、奏はその事故で...し...しん、じゃ...ｔｔ...」
奏「...泣くなよ」
「うん...」
奏「そうなんだな...。で、俺に伝えたいこととは？」
「だから、気をつけてね...？」
奏「わざわざそれを伝えに来てくれたのか？」
「うん...」
あと残された時間は...
5分...
間に合うか。
奏「気をつけて消える事故なのか？」
「うん。とりあえず、帰ろっか。」
奏「そうだな」
幽体離脱したとは思えない感触だなあ...
歩いてる間に随分時間経っちゃったかな...
あと...1分...
奏「いいや〜、Aがこうやって来てくれるの嬉しいわ〜」
「ホント？」
ププップー
クラクションの音だ！！
奏「ん...？」
「っ！？奏危ない！！！」
バコーーーーーーーーン！！！！
奏「っ...、危ねー。おい、A大丈夫ｋ...」
奏「A...？嘘だろ...？」
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作者名：るこっぱ | 作成日時：2020年11月3日 21時
