彼のスマホ ページ3
次の日。
またいつもの教室に向かう。
居心地が悪い教室。
クラスのぶりっこが最近、奏に目をつけているからだ。
ぶりっこA「ねえ〜奏さ〜ん?」
ぶりっこB「私ぃ〜、貴方が居ないとおかしくなっちゃいそう」
奏「...は?」
今日も彼は困っておられるなぁ。
ぶりっこA「ね〜、連絡先交換しよ〜?」
奏「嫌だ。」
めっちゃ即答するじゃん。
ぶりっこA「あ〜あ、まさか彼女さん居るんですかぁ〜?」
奏「あぁ。そうだよ、だからもう俺に関わらないでくれ。」
ぶりっこB「嘘ですよね〜?ならスマホ見せてくださいよ」
奏「勝手に見るなよ!やめろ!!」
あぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜......
我慢ならない!
「ちょっと。アンタら?やめてくれる?」
ぶりっこB「あぁ〜、彼女ってアンタだったのね。つまらないの」
ぶりっこ、やっと行きやがったか...
奏「ありがとな!A〜。危うくスマホ見られるところだったわぁ」
「うん気にしないでよ。」
奏「あ」
彼のスマホが床に落ちる。
画面に見えた言葉。
「奏、あんた昨日部活サボったから今日居残りね...?」
お気の毒にな。
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作者名:るこっぱ | 作成日時:2020年11月3日 21時